ノエル・ギャラガーはオアシスの決定的なヒット曲の一つとなった“Wonderwall”をリアム・ギャラガーが嫌いだったと語っている。
『モジョ』誌のインタヴューでノエル・ギャラガーはリアム・ギャラガーが“Wonderwall”をマッシヴ・アタックやトリッキー、ポーティスヘッドといったアーティストで90年代に人気を博したトリップホップに根ざしたものだと考えていたと語っている。
ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガー、どちらがその曲を歌うか常に分かっていたかと訊かれたノエル・ギャラガーは次のように答えている。「命令を押し付けたのは唯一“Wonderwall”と“Don’t Look Back In Anger”の時だけだね」
「あいつがステージを降りるのには悩まされていてさ。俺が引き継いで、ライヴをやんなきゃならなかったんだ。これをやるんだったら、もっとビッグな曲が欲しいなと思ったのを覚えているよ」
「それで、俺は『どっちかを歌え。両方はなしだ』と言ったんだ。あいつは“Wonderwall”を嫌いだったんだよ。トリップホップだと言ってね。トリップホップを聴いたこともない奴が言ってたんだ」
ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「あいつは“Don’t Look Back In Anger”を歌いたかったんだけどさ。でも、レコーディングしている時に“Wonderwall”が曲になるということが明らかになってね。正直に言うなら、どちらも俺が歌うべきではなかったよ。俺はシンガーじゃないからね」
先日、ノエル・ギャラガーはオアシスは再結成すべきではないと語り、オアシスの伝説は「もはや変えられない」としている。
2009年の解散以降、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーが言葉を交わしていないにもかかわらず、オアシスの再結成については定期的に噂が巻き起こってきた。
「あのバンドの伝説はもはや変えられないんだ」とノエル・ギャラガーはオーストラリアのテレビ番組『ザ・プロジェクト』で語っている。「俺たちのことを観たことがある人は何をそんなに大騒ぎをしているのか分かるんだろうけどさ。観たことがない人は難しいだろうね。俺もザ・ビートルズやセックス・ピストルズを観たことはないからね」
彼は次のように続けている。「毎日のように訊かれるんだけど、俺に言えるのは気が進まないってことでね。バンドにいるってことは絶対妥協せざるを得ないってことでさ。アイディアを思いついて4人でやろうとしたとしても、6週間後に猫が病気にかかって拒絶されるんだ。だから我が道を行くほうがいいんだよ。残念だけど、オアシスは終わったんだ」
先月、ノエル・ギャラガーはベスト・アルバム『バック・ザ・ウェイ・ウィー・ケイム:vol.1 (2011-2021)』を6月11日にリリースされることを発表している。アルバムからは新曲“We’re On Our Way Now”が公開されている。
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