9月4日に通算16作目となるニュー・アルバム『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~』をリリースするアイアン・メイデンだが、このアルバムにバンド史上最長の曲“Empire Of The Clouds”が収録されることが明らかになった。
今週の『ケラング!』誌ではアイアン・メイデンの独占インタヴューを掲載しており、ベーシストのスティーヴ・ハリスがニュー・アルバムに収録される、18分に及ぶ壮大な曲について語っている。
「マジで傑作だと思ってるんだ。何でそんなことが言えるかっていうと、俺が書いた曲じゃないからさ!」とスティーヴ・ハリスは笑う。「アイアン・メイデンらしいサウンドにはなってるけど、これまで俺たちがやってきたこととはまったく違うんだ。18分と聞くと長いと思うだろうが、何というかまるで旅みたいなんだ…まあ、まずは聴いてもらって、みんながどう思うかだな。でも、すごく面白いし、絶対につまらないってことはない、そう言っておこう! それと、アルバムにはこの曲以外にも長い曲が収録されてるよ」
また、バンドはヴォーカルについて、「今までで最高の歌声」だと評価している。ニュー・アルバムのリリースが決まったのは、ヴォーカルのブルース・ディッキンソンが癌を克服したことがわかったためだが、彼の体調がアルバムの内容に影響したかについて、スティーヴ・ハリスは以下のように答えている。
「いや、全然影響はなかったよ。ブルース自身も知らなかったし、バンドのメンバーも何にも知らなかった。何の予兆もなかったんだ。ヴォーカルの部分は全部録り終えていて、俺たちは他を仕上げてたところだったしね。本当に、全然気づかなかったんだよ。あいつからはそんな気配は感じられなかった。とにかく聴けばわかると思うけど…あいつのヴォーカルは今までで最高だよ」
アルバムのトラックリストは以下の通り
ディスク1
01. “If Eternity Should Fail” (ブルース・ディッキンソン) 8:28
02. “Speed Of Light” (エイドリアン・スミス、ブルース・ディッキンソン) 5:01
03. “The Great Unknown” (エイドリアン・スミス、スティーヴ・ハリス) 6:37
04. “The Red And The Black” (スティーヴ・ハリス) 13:33
05. “When The River Runs Deep” (エイドリアン・スミス、スティーヴ・ハリス) 5:52
06. “The Book Of Souls” (ヤニック・ガーズ、スティーヴ・ハリス) 10:27
ディスク2
07. “Death Or Glory” (エイドリアン・スミス、ブルース・ディッキンソン) 5:13
08. “Shadows Of The Valley” (ヤニック・ガーズ、スティーヴ・ハリス) 7:32
09. “Tears Of A Clown” (エイドリアン・スミス、スティーヴ・ハリス) 4:59
10. “The Man Of Sorrows” (デイヴ・マーレイ、スティーヴ・ハリス) 6:28
11. “Empire Of The Clouds” (ブルース・ディッキンソン) 18:01
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