元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタムはチャーリーXCXとハイムらが出演した“From The Back Of The Cab”のミュージック・ビデオが公開されている。
“From The Back Of The Cab”は6月4日にリリースされるソロ・アルバム『チェンジフォビア』に収録される。
ロスタムとジェイソン・レスターが監督したミュージック・ビデオはロサンゼルスでタクシーの後部座席に座る様々な人を撮影したもので、ハイムの3人、チャーリーXCXと交際相手のハック・クウォン、サマンサ・ウルバーニ、プロデューサーのアリエル・レヒトシェイド、レミ・ウルフらが出演している。
“From The Back Of The Cab”のミュージック・ビデオはこちらから。
アルバム『チェンジフォビア』からは“Unfold You”、“These Kids We Knew”、“4Runner”、“Changephobia”といった楽曲がこれまで公開されている。
ロスタムは今回のプロジェクトが自分の体験した「人生を変える変化」を「公園のベンチにいた見知らぬ人」に打ち明けたことに影響を受けていると語っている。
「彼が言ったんだ。『変化はいいことだ。受け入れなよ』ってね。それまでそんな意見を言われたことはなかったことに気づいたんだ」と彼は振り返っている。
「トランスフォビア、バイフォビア、ホモフォビア、そういった言葉は脅威を含んでいると共に恐怖を表しているようにも思える。変化への恐怖、未知への恐怖、あまり親しみがない未来への恐怖、伝統や定義、権力図が変わってしまうことへの恐怖が根底にあるんじゃないかとね」
彼は次のように続けている。「ジェンダーというものもこのアルバムを制作している間は常に頭の中にあった。愛や人との繋がりについて書いているけど、人との関係性をジェンダーの文脈にあてはめたくないことに気づいたんだ」
「このアルバムに収録されている楽曲は変化への恐怖を祝福するものではない。むしろ正反対とも言える。自らの中にある恐怖心を認めて、そこから成長することのできる人々についての作品なんだ」
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