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ドラマーのニール・パートの加入から40周年を記念して「R40」ツアーを今年行っていたラッシュだが、ニール・パートが引退の意向について語っている。

アレックス・ライフソンが患っている乾癬(かんせん)性関節炎と、ニール・パートの慢性的腱炎のために、大規模なツアーは「R40」ツアーが最後になることをバンドは明言していた。

今回『ドラムヘッド・マガジン』の取材に答えたニール・パートは次のように語っている。「このあいだ、(娘の)オリヴィアが学校の友達に僕を紹介してくれたんだけど、『わたしのお父さん、引退したドラマーなの』って言ったんだ。本当に言ったんだよ。聞いてておかしかったけどね。それで、実感したんだけど、決して苦しいものではなかったんだ。すべてのアスリートがそうであるように、試合から身を引かなければいけない時っていうのはくるもんなんだよ」

ラッシュは11月20日に「R40」ツアーを収録した映像作品『R40 ライヴ』をリリースしている。

『R40 ライヴ』から“Jacob’s Ladder”の映像はこちらから。

以前、ギタリストのアレックス・ライフソンは「That Metal Show」の司会者、エディー・トランクのポッドキャスト「Eddie Trunk Podcast」で引退について次のように語っている。「米『ローリング・ストーン』誌で、ニールが話したことがあると思うが、彼にとって演奏するということは、数学の方程式の問題を解きながらマラソンを走るようなものらしい。だからものすごい挑戦だし、体力も使うし、もうすぐ63歳だから更に大変だってことさ。3時間のショウだ。逃げられないよな。このツアーは規模を小さくしようとしてたんだが、無理だった。たぶん将来的に、俺たちなりに何かを少し変えることはあるかもしれない。俺の中では、バンドでの大規模なツアーはこれが最後になると思ってる。何か特別なギグをやりたいなと思うよ。ニューヨークで1週間とか、そんな感じでね。でも話し合ったりはしてない。俺たちはただこのツアーをやり切って、自分たちの今の状況を確かめたいんだ。そろそろアルバムをもう1枚作ろうかとか、いろんなことを話し合いたいね」

「『さようなら』とは言っていない。『また会おう』と言ってるんだ」

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