グレタ・ヴァン・フリートはキッスのジーン・シモンズによるロックは「死んだ」という見解に反論している。
ジーン・シモンズは2014年のインタヴューで元々同様の発言をしていたが、今年2月のインタヴューでも改めてその考えを主張している。
「ロックは死んだんだ。最近のバンドはグラマーで興奮させてくれる壮大なものを作るのに時間をかけてないからね」と彼は『ガルフ・ニュース』に語っている。
「つまりフー・ファイターズは素晴らしいバンドだけど、結成20年だろ。1958年から1988年を振り返ってみればさ、30年間だけど、その間にエルヴィス・プレスリー、ザ・ビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、ザ・ローリング・ストーンズなんかがいたわけでね」
今回、グレタ・ヴァン・フリートのフロントマンであるジョシュ・キスカはロックは健全な状態にあると反論している。
「多分、彼が覚えているロックの世界は死んだんだ。分からないけどさ」とジョシュ・キスカは『NME』に語っている。
「ロックンロールというのはすごく弾力性にあるジャンルなんだ。非常に多様性のあるジャンルなんだよ。折々、世代によってどういうものかは再解釈されていく感じだよね」
「長年を通して何度も言われてきたけど、自分としてはほらを吹いていると考えていてね。ロックンロールは潜伏することもあるけど、時代によって取って代わるものを殺すことはできないよ。アティテュードであり、スピリットであり、祝祭なんだ。バトンを渡していって、時代が進んでいくんだ」
ジョシュ・キスカは次のように続けている。「ジーン・シモンズに同意しない人はたくさんいると思うよ。エルトン・ジョンもその一人だよ。彼がそう言っているのを聞いたことがあるからね」
先日、アリス・クーパーもキッスのジーン・シモンズが「ロックは死んだ」と発言したことを批判している。
「ジーン・シモンズ、彼には俺の税金の面倒をみてもらいたいね。彼はビジネスマンで、間違いないからね。でも、かけて言えるのはロンドンかどこかのガレージでエアロスミスやガンズ・アンド・ローゼズを学んでいる奴はいるってことでさ」
「ギターやドラムをやって、ハード・ロックを学んでいる18歳はたくさんいるんだよ。アメリカだって同じだよ。ハード・ロック全体を復活させたいという若者はいるんだ」
「グラミーを獲るわけでもないし、メインストリームでもない。ロックンロールは今は締め出されているよね。でも、それってアウトローなアティテュードをくれるんだ」
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