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カニエ・ウェストは2008年のグラミー賞授賞式で履いていたナイキ・エアー・イージーが180万ドル(約2億円)で落札されている。

サザビーズによって開催されたオークションでナイキ・エアー・イージー1はこれまでで最も高値で落札された靴となっている。

オークション前からナイキ・エアー・イージー1については100万ドルの値をつけるのではないかと予想されていた。

これまでの記録はマイケル・ジョーダンが試合で履いていたエア・ジョーダンが昨年8月に落札された61万5000ドルとなっていた。

サザビーズで落札された今回のナイキ・エアー・イージー1は投資会社のレアーズによって購入されている。同社のCEOであるジェローム・サップは次のように語っている。「今回の落札に対してサザビーズと取り組んでいくことを楽しみにしています」

「歴史の一部となるこんなにも記念的な靴を購入した我々のゴールはレアーズを通して経済的自由を得て、スニーカー・カルチャーを生んだコミュニティへのアクセスを増加させ、後押ししていくことです。スニーカー・カルチャーを盛り上げ、発展させる貴重な掘り出し物を鑑定するためにサザビーズと取り組んでいけることを楽しみにしています」

ナイキ・エアー・イージー1はグラミー賞授賞式のために作られたサンプルで、この年、カニエ・ウェストは“Stronger”での最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス賞、『グラデュエーション』での最優秀ラップ・アルバム賞など、4部門を受賞して、パフォーマンスも行っている。

ナイキ・エアー・イージー1は数十億ドルの価値を持つイージーが始まることになった一品で、翌年同ブランドをスタートさせている。カニエ・ウェストはアディダスとパートナーシップを結ぶために2013年にナイキとは決別しており、イージーとアディダスの関係は今日まで続いている。

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