DMXが亡くなった。享年50歳だった。
本名をアール・シモンズというDMXはオーヴァードーズのために入院していたが、集中知慮室で治療を受けていると報じられていた。
遺族は声明で次のように述べている。「非常に悲しいですが、愛された本名をアール・シモンズというDMXがここ数日、ホワイト・プレインズ病院で生命維持装置を着けた上で享年50歳で家族に囲まれながら亡くなったことを発表します」
「アール・シモンズは最後まで闘っていました。彼は心から家族を愛していましたし、彼と過ごした時間を有り難く思います。彼の音楽は世界中のファンに刺激を与え、彼の伝説は永遠となるでしょう。この困難な時期に寄せられる愛と応援に感謝します」
「兄であり、父親、叔父であり、世界がDMXとして知る人物を亡くしたのでプライバシーには御配慮いただければと思います。決まったら葬儀についての詳細は発表するつもりです」
病院側も次のように述べている。「ホワイト・プレインズ病院はシモンズ氏の遺族、彼の友人、この大変な時期に惜しみない応援を送ってくれたファンに深いお悔やみを申し上げます。アール・シモンズはひどい心停止になりましたが、家族と共に穏やかに亡くなりました」
現地時間4月4日早朝にDMXの代理人は『TMZ』に次のように述べていた。「昨晩、アール・“DMX”・シモンズは自宅で倒れて病院に搬送されました。当時、危篤で集中治療室にいました。アールは人生を通して戦士でした。今の状況は彼が支配することになる新たな道に繋がるものです」
「シモンズ家は圧倒的な心からの愛、励まし、応援、祈りがアールに注がれていることに感謝しています。アールの音楽と人生は世界中の多くの人にとって強さと影響力の源泉となってきました。必要な時にファンたちが同じ情熱とエネルギーを返してくれることに元気づけられてきました」
『TMZ』に対して家族は子どもたちが彼に会うために駆けつけていることを明かしている。
DMXは長年ドラッグ依存症を抱えており、14歳からコカインをやりながらマリファナを吸っていた頃から始まったと語っている。翌年、ドラッグ関連の犯罪で刑務所を入出所しており、コカイン中毒と闘っている。
DMXはドラッグの使用と保護観察違反で2010年に逮捕されている。2011年にもドラッグを所有していたことで刑期は延長されている。
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