キッスのポール・スタンレーは最後のツアーでバンドを終わらせる前に新しい音源をリリースする「理由が見当たらない」と語っている。
バンドが最後にリリースしたアルバムは2012年発表の『モンスター』で、以降新曲はリリースされていない。
ポール・スタンレーはサイド・プロジェクトであるソウル・ステーションのデビュー・アルバムを3月19日にリリースしたが、「エンド・オブ・ザ・ロード」ツアーが終わる前にキッスの新曲がリリースされる見込みは低いと述べている。
「理由が見当たらないよね。正直に言うとさ。大抵の場合、クラシックのバンドが新作を出しても、聴かれたとしても見捨てられるわけだろ。真剣に受け取ってもらえないんだよ。タイム・カプセルになったり、人生のある時期と結びつく年季も得られないわけだからね」
「それは自分たちだけじゃないよね。昔のバンドをテレビやコンサート映像で見ると、音を切って毎回新曲を演奏していると言うんだ。というのも、観客は座っているからね」
「みんながニュー・アルバムを作るように求めてくるのが自分にとっては不思議なんだ……正直、現実的な見返りがないんだよ。車線を変更して見返りがあるなら、まだやっていくけどさ」
彼は次のように続けている。「でも、キッスの音源ということでいくと、『なんで?』と思ってしまうんだ。(最近の曲である)“Modern Day Delilah”も“Hell Or Hallelujah”もこれまでに書いてきた曲やレコーディングした曲と同じくらいいいし、新しいワインみたいなものだよね。年月を積み重ねてないんだ。賽の河原の石積みのような無駄なことはしないようにしているんだ」
先日、ジーン・シモンズは新曲をリリースすることについて「その動機が見えない」と述べていた。
「一生懸命にやったアイディアも、顔にそばかすのある人物がダウンロードして、ファイルをシェアすることに決めてしまうわけだからね。そんなことのために働きたくないね」
先日、ジーン・シモンズは先日のロックは死んだという発言について真意を語っている。
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