テッド・ニュージェントは人種差別主義者という批判に対して自分は「反人種差別主義者」だと主張している。
テッド・ニュージェントは人種差別主義者という批判を受けて自身のテレビ番組『スピリット・オブ・ザ・ワイルド』のスポンサーを失ったことを明かしている。
フェイスブックの生配信でテッド・ニュージェントは人生を通して「黒人の音楽界のヒーローにオマージュと畏敬の念を払ってきた」と語っている。「関心を払ってきてくれた人たち、自分のことを人種差別主義者と呼ぶ人ではなく、正直で関心を持ってくれた人は私が人生を通して黒人の音楽界のヒーローにオマージュと畏敬の念を払ってきたことを知ってくれているはずだよ。つまり自分は反人種差別主義者なんだ。だから、テッド・ニュージェントを人種差別主義者と言う人は嘘をついている人間以下の奴らなんだ」
彼は次のように続けている。「私はレス・ポールでギターが電化された音楽の歴史において最も重要な時期に台風の目にいた、歩き、息をする生きた情熱的なミュージック・ラヴァーなんだ。チャック・ベリー、ボ・ディドリー、ザ・ヴェンチャーズ、デュアン・エディ、リトル・リチャード、ジェリー・リー・ルイス、エルヴィス・プレスリーらがブラック・ミュージックに取り組み、私たちは曲でそれを祝福しているんだ」
テッド・ニュージェントはドナルド・トランプ元大統領の熱心な支持者と知られ、長年にわたって人種差別的な見解が批判を受けてきた。
2014年に彼はバラク・オバマ元大統領のことを「非人間的な混血」と言って、その後謝罪している。1990年の『デトロイト・フリー・プレス』のインタヴューでテッド・ニュージェントは南アフリカ共和国のアパルトヘイト政策について「アパルトヘイトを決めつけちゃいけない。人間は平等に作られていないんだ」と語っていた。
先日、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロは政治観の違うテッド・ニュージェントとの友人関係について語っている。「確かに違いはあるけど、彼のことを友人だと思っているんだ」
「考えてみたんだ。『テッドの誕生日に作るビデオはどんな意味を持つだろう』ってね。それで考えてみると、二つのことが浮かんで、一つはトム・モレロとテッド・ニュージェントが共有しているものになるということでね。それで、共有しているものの長いリストを書き出してみたんだ。言論の自由の支持者であること、ロックンロールへの愛、ロックンロールを生み出した黒人へのリスペクトとかをね」
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