とはいえ、パフォーマンスで一番レアだったのは、比較的最近のシングルである“Darkest Days”のBサイド曲の “For Strangers”だ。「驚いただろ」とブレット・アンダーソンは曲の最後で告げている。「この歌を知ってる人はいたかな?」
本編は、怒涛のヒット曲の連続で締めくくられた。“New Generation”、“So Young”、“Metal Mickey”で観客の興奮は最高潮に達した。
激しい“Beautiful Ones”で本編を終えると、スウェードはアンコールのため戻り、「今夜は新曲でスタートしたけど、これから昔の曲を演奏するぞ!」と叫び、ブレット・アンダーソンは観客の中にダイブし、“The Drowners”を披露した。
デビュー・シングルの演奏を終えると、バンド初のB面トラック“My Insatiable One”を突然演奏し始めている。そこで観客はスウェードがデビュー・シングルの全楽曲を披露したことに気付いたのだった。
そして、やはり、スウェードはハードコアなファンが待ち望む通り、アンコールでデビュー・シングルからの“To The Birds”でショウを締めくくった。
翌日の夜、スウェードは同会場でアルバム『ドッグ・マン・スター』から3曲をアンコールとして演奏し、パリ同時多発テロの犠牲者に捧げている。
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