ザ・クラッシュの回顧展がロンドンで開幕し、世界中にとって必見の巡礼地と言える内容になっている。
この回顧展はザ・クラッシュのサード・アルバム『ロンドン・コーリング』の40周年を記念して2019年11月15日から2020年春までロンドン博物館で開催されているもので、バンドの名を音楽の歴史に刻み込む上で大きな役割を果たした品々の数々が展示されている。
ファンは会場に入ってすぐに、ポール・シムノンがニューヨークのパラディウムで行った公演のステージで破壊したことで知られる象徴的なベースが展示されていることに気づくことになる。彼がベースを破壊する瞬間は後に、『ロンドン・コーリング』のジャケット写真として永久保存されている。
展覧会では他に“London Calling”の初期の歌詞が書かれたジョー・ストラマーのノートのほか、この時代のトッパー・ヒードンのアイテムとして唯一現存している彼のドラム・スティックまでもが展示されている。
ここで、我々『NME』の歴史も少し紹介しておこう。この展覧会では、かつて『NME』のフォトグラファーを務めていたペニー・スミスに撮影によって撮影された、バンドの最も象徴的な写真の数々も展示されている。
ここに展覧会で見るべきアイテムを写真と共にご紹介するが、これらは展覧会のヒントにこそなるかもしれないが、あくまでも展示されている膨大なコレクションのほんの一部に過ぎないということを覚えておいてほしい。
1. ミック・ジョーンズのギブソンES-295
ミック・ジョーンズが1979年発表のザ・クラッシュのアルバム『ロンドン・コーリング』のレコーディングで使用した1950年代製のギブソンES-295のギター。
2. ポール・シムノンのベース!
ポール・シムノンが破壊した象徴的なフェンダー・プレシジョン・ベース。
3. ファッション
ミック・ジョーンズが着た白シャツと、ポール・シムノンが着たレザー・ジャケット。
4. ジョー・ストラマーのギター
ジョー・ストラマーが使用した、著名な白黒のストライプがデザインされた白の1959年製のフェンダー・エスクワイヤー
5. 『ロンドン・コーリング』のトラックリスト
『ロンドン・コーリング』の初期のトラックリスト
6. トッパー・ヒードンの弾むようなスティック!
トッパー・ヒードンの弾むようなドラム・スティック。
7. “Lost In The Supermarket”
ジョー・ストラマーが書いた“Lost In The Supermarket”の歌詞の断片。
8. “London Calling”!
“London Calling”のミュージック・ビデオを撮影中のザ・クラッシュ。
9. レコーディング中……
『ロンドン・コーリング』をレコーディング中、ウェセックス・サウンド・スタジオの外で談笑するザ・クラッシュ。
10. 『ロンドン・コーリング』のアートワーク
レイ・ローリーが手掛けた『ロンドン・コーリング』の象徴的なアートワーク。
11. チケットは手に入れた?
1979年9月20日にニューヨークで行われたザ・クラッシュの伝説的なギグ。
12.ポール・シムノンのデザイン
ポール・シムノンが手掛けたステージ衣装のデザイン。
13. レイ・ローリーのスケッチ・ブック
ザ・クラッシュのツアー中に描かれたレイ・ローリーのスケッチ・ブック。
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