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昨今のプレミア・リーグを代表するチーム、マンチェスター・シティーの偉大なるホーム・スタジアムであるエティハド・スタジアムに、いつ来ても歓迎される人物が一人いる。プレイヤーとして、ピッチに一度も足を踏み入れたことのない男なのにだ。

そう、マンチェスターの名士の1人であるノエル・ギャラガーは、エティハド・スタジアムにいつだってあたたかく迎え入れられる。ノエル・ギャラガーは、父であるトーマス・ギャラガーに連れられて幼少期に兄弟のポールとリアム(2人目は聞いたことがおありですよね)と共にシティを追いかけ始めて以来、地元チームの熱狂的なサポーターとして知られている。

もちろん、マンチェスター・シティがこれまでも、現在ペップ・グアルディオラが監督として率いているほど常に素晴らしいチームだったわけではない。2008年にUAEの民間企業によって買収されるまで、シティのサポーターたちはチームの大きな成功を味わえることはほとんどなく、数え切れないシーズンを下位リーグで過ごし、長年にわたって同じ都市の因縁のライバルであるマンチェスター・ユナイテッドの後塵を拝してきた。

アブダビ・ユナイテッド・グループによる投資はマンチェスター・シティをイングランド・サッカーの頂へと導き、2011-2012シーズンには最終節のロスタイムに劇的にプレミア・リーグのタイトルをもぎ取り(もちろん、ユナイテッドの目と鼻の先からね)、44年ぶりに1部リーグを制覇するという快挙を成し遂げている。

ノエル・ギャラガーは、ジェットコースターのようなマンチェスター・シティの物語を十分に把握している。間違いなく彼は今も、5度目のリーグ制覇に向けた今シーズンのマンチェスター・シティの快進撃を楽しんでいることだろう(ただし昨日リバプールに今シーズン初となる敗北を喫した)。そして、ノエル・ギャラガーが今やシティのあらゆることについての専門家として「スカイ・スポーツ」にも出演しているとなれば、今この時ほど、彼の大好きなシティや美しい試合への愛を我々が探求するのにふさわしい時はないだろう。

1. 彼はいつも豪華なシートに座っていたわけではない

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ノエル・ギャラガーはシティを好きになったきっかけとして、シティの以前のホーム・スタジアムだったメイン・ロードに、父親が「何かしらの突飛でサイケデリックな理由」で息子たちを連れていったことを挙げている。

「本来、俺たちは全員ユナイテッドのファンになるべきだったんだ。親父の兄弟たち全員も、従兄弟たちもユナイテッドのファンだったからね」とノエル・ギャラガーは2003年に『フォー・フォー・トゥー』誌に語っている。「他の家族たちは――6000人くらいいるはずだよ――みんなユナイテッドを応援してるんだ。親父はダブリンからマンチェスターに越してきて、メイン・ロードへ行ったんだ。俺たちをシティに導いてくれたことには感謝してるけどね」

2. 「コズミック・フットボール」のファン

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誇張表現はサッカーを取り巻くハイプの一部だが、シティのパフォーマンスも目下、それを骨までしゃぶる宝庫となっている。

ノエル・ギャラガーは昨年11月にシティの勢いを言葉で表現しており、「非常にスペシャルなチーム」について「コズミック・フットボール」と銘打って称賛している。悪くないよね?

3. 素晴らしき仲間(in good company)、コンパニ

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これは、ノエルがシティのキャプテンであるヴァンサン・コンパニと友好的な抱擁を交わしている写真だ。コンパニが2008年にシティに加入して以降、ノエルが観戦した試合の数を思えば、コンパニが彼の最も近しい友人の一人であることは間違いないだろう。

4. 誇り高きシティ・サポーター

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ノエルお気に入りのシティの選手は、ヤヤ・トゥーレにセルヒオ・アグエロ、ダビド・シルバ。なかでもシルバは特に絶賛しており、2015年にNBC「メン・イン・ブレザー」のポッドキャストに出演した際には、スペイン代表ミッドフィールダーに「妻を抱かせてやってもいい」と語っている。

5. バルセロナとマンチェスターのブロマンス

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ペップ・グアルディオラに対するノエルの愛は、留まるところを知らない。昨シーズンの開幕前に行われた、20分に及ぶノエルとグアルディオラの座談インタヴューは、間違いなく観る価値があるだろう。

昨年11月に、その時点でのグアルディオラへの評価を求められたノエルは、シンプルにこう断言している。「ペップ・グアルディオラはファッキン・メサイアだよ!」

6. アグエロオオオオ

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シティが最終節に見事にリーグ・タイトルを制覇した2011-12シーズンのノエルのリアクションは、目をみはるものがある。

「友人はテレビを壁から剥がすところだったよ。俺は何度も歓声を上げて、赤ちゃんみたいに泣いていたね。それまでに観たことがなかったことだったから。ブッ飛びそうだったよ」

7. フットボールの男性カップル

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ジョニー・マーもまた、シティに対してノエルと同レベルの忠誠心を持っており、昨年11月にシティがアーセナルを破った試合をノエルと一緒に観戦している。

しかしながら、ユナイテッドのサポーターの中にはこれを快く思わない者もいるようで、あるファンは二人が一緒に写った写真に次のように綴っている。「大好きな2人のミュージシャンが、マンチェスターの間違ったチームを応援してる」

8. 大物サッカー選手の家族の間でも有名人

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現在から過去までに所属したシティの選手たちはもちろんのこと、ノエルは元イタリア代表フォワードのアレッサンドロ・デル・ピエロとも親しい間柄にある。

ここに逸話を一つご紹介しよう。ノエル・ギャラガーは、2006年のドイツW杯の準決勝でデル・ピエロが得点を決めた際、彼の元に駆け寄ってきたことを明かしている。

「俺は(デル・ピエロの)奥さんの隣に座っていたんだ。彼女は夫が自分に投げキッスをするために駆け寄ってきたと思っていたみたいなんだけど、実際には、彼が俺を見つけたところに、たまたま自分の妻がいたっていう感じだったんだ。それで、彼は俺が幸運のマスコットだと思ったみたいでね、俺にこう言ったんだ。『決勝にも絶対に来てくれ』ってね。決勝には同じ服を着てこさせたんだ」

「決勝ではどこが勝ったかって? デル・ピエロのイタリアさ」

9. 遥か遠くまで追いかける

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ノエルは2012年、EUROに出場するイングランドを応援するためにウクライナまで赴き、「サッカー・サタデー」のレジェンド、クリス・カマーラとボックスシートを共有している。

10. 解説者ノエル

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ノエルは先日、「スカイ・スポーツ」でのマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティのダービー・マッチの放送に解説者として招かれており、ノエルは当然、二つ返事でこれに応じている。

ノエルにとって初の正式な解説者としての仕事は、サッカー・ファンから賛否両論が巻き起こっていたが、それでも多くのファンが、同じく解説を務めた元ユナイテッドのディフェンダーであるガリー・ネビルとのやり合いを楽しんでいた。

ノエルとガリー・ネビルといえば以前、ノエルは彼にフレンドリーなメッセージのついたサイン入りギターをプレゼントしている。「親愛なるガリーへ。イングランドのためにお前は何キャップ刻んだんだ? そのうちのいくつがお前にふさわしかったと思う?教えてやろう。ファッキン・ゼロだよ! たくさんの愛をこめて、ノエル」

11. 対モウリーニョ

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ノエルは今シーズン、マンチェスター・ユナイテッドの監督を煩わせることにも成功している。ジョゼ・モウリーニョは先日、記者会見でノエルを「キング・オブ・ロックンロール」と皮肉を込めて呼んで反撃している。ああジョゼ、ライバルのシティにはイライラしないんじゃなっかったっけ?

12. ペップが今シーズンに掲げるのはiPhoneだけではない

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シティが今シーズンにプレミア・リーグを制覇しそうなことを踏まえれば、5月のどこかに行われるであろう優勝セレモニーのピッチ上に、ノエルがいても何ら驚きではない。もしかしたら、シティもノエルにトロフィーを掲げさせてくれるのかもね。

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