40位 フローレンス・アンド・ザ・マシーン 『ハウ・ビッグ、ハウ・ブルー、ハウ・ビューティフル』

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威厳ある楽曲と詩的な作品で満ち溢れている『ハウ・ビッグ、ハウ・ブルー、ハウ・ビューティフル』は、控えめでありながら喜びに溢れる彼女の帰還であり、フローレンスの折れた足が癒えた後も、末永く聴かれ続けるアルバムとなっている。


39位 ヤング・ファーザーズ 『ホワイト・メン・アー・ブラック・メン・トゥー』

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ヤング・ファーザーズの2枚目のアルバムは、チープなドラムマシンが奏でる音質の悪いゴスペルであり、情熱あふれるザイロフォンであり、マニアックなクラウト・ロックであり、真実を語る伝道師であり、優れた旋律でもある。これらすべてが、挑発的な主張とも取れるタイトルに包まれている。


38位 ドレンジ 『アンダートウ』

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『アンダートウ』はドレンジをUKで最も華やかで無秩序なバンドにしただけでなく、国立公園のあるピーク・ディストリクトを、ジャンパーに身を包んで銃を携えたならず者やクリームティーをむさぼる車泥棒であふれる完全に不吉な場所へと変えた。列車の予約を考えた方がよさそうだ。


37位 フューチャー 『DS2』

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このアトランタのラッパーが2011年に発表したミックステープ『ダーティー・スプライト』の続編となる本作は、オートチューンと甘すぎるビートと “小便からヤクが出た”というストレートな歌詞をスムーズに融合してみせた。


36位 カーリー・レイ・ジェプセン 『エモーション』

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このアルバムにはカーリー・レイ・ジェプセンがデヴ・ハインズ、アリエル・レヒトシェイド、ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリなどと共に制作した愛や憧れ、そして失恋にまつわる曲が驚くほど詰め込まれている。リードシングルの“I Really Like You”は“Call Me Maybe”と同じくらいキャッチーだが、アルバム全体のより控えめな雰囲気のほうが惹き付けられる。


35位 コールドプレイ 『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』

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ここ数年の彼らのアルバムの中で最も満足度の高い作品だ。バンドにとってまったく新しいコンセプトというわけではないが、タイトルトラックの心地よさと夢想的に表現される不思議さから、“Up&Up”の壮大なゴスペル・ポップなカーテンコールまで、彼らが今回のアルバムのように両手を広げて歓喜することは滅多にないだろう。


34位 ポンド 『マン・イット・フィールズ・ライク・スペース・アゲイン』

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これはポンドの強調された個性と、彼らが空想するあらゆるジャンルに風変わりな精神を加える能力が合わさったものだ。おそらく、こういった奇妙なバンドにとって、ポップ・アルバムを作成すること自体が究極の試みなのだろう。その結果は決して陳腐なものではない。


33位 ラ・プリースト 『インジ』

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『インジ』は曲のタイトル(“Gene Washes With New Arm”、“Lady’s In Trouble With The Law”)から音楽性に至るまで、奇妙であり、一癖も二癖もある作品だ。例えば“Lorry Park”は、2分半のトラックだが、歌い手の“ウー”や“イー”といった巧みに操作された声のループで構成されており、その音はまるで畏怖の念に打たれたイルカのようだ。


32位 チャーリーXCX『Sucker』

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これはジャンル分けへの反逆心と荒々しい可能性(そしてシャンパンと、刺激となる山ほどの薬)への熱狂的な賞賛を含んだ今年最初の偉大なポップ・アルバムだ。“ファック・ユー”的でへヴィーなタイトル・トラックからして、リリース当時22歳のチャーリーXCXは一貫して冷静で拒絶的な態度を崩していない。


31位 スレイヴス『アー・ユー・サティスファイド?』

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アルバムの曲はすべて、戦闘準備を呼びかけるか、テーブルをひっくり返せと言っている。“Do Something”は文字通り、受け身な人々に強烈なパンチを食らわせる曲である。「お前は渋滞にはまってるんじゃない」とホールマンがヴィンセントの金属音っぽいギターをバックに歌い、ドラムを叩きながら「お前自身が渋滞なんだ、動け!」と吠えてみせる。


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