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2015年は、素晴らしいアルバムの目白押しとなった。まだ確信を持てない人は、『NME』の選ぶ2015年のベスト・アルバム50枚のリストをぜひご覧あれ。

50位 ライアン・アダムス 『1989』

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テイラー・スウィフトによるオリジナル・アルバムは、“クリーン”で、豪華な電子音の空気に包まれている。ライアン・アダムスのよりオーガニックなサウンドは、例えば『噂』をリリースした時代のフリートウッド・マックの曲をリンジー・バッキンガムが歌ったような感じだ。非常にうまく仕上がっている。


49位 ブリング・ミー・ザ・ホライズン 『ザッツ・ザ・スピリット』

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どの曲もシングルとして発表できそうな仕上がりだ。オリヴァー・サイクスが妄想と感情の不安定さをサウンドの中に保ち、“True Friends”のなかでいかに“真の友人が正面から自分を刺すか”を語っている。


48位 ニュー・オーダー 『ミュージック・コンプリート』

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『ミュージック・コンプリート』で、ついにマンチェスターのレジェンドが、ダンス・ロック・レガシーの正当な道を切り拓くことに成功した。アルバムの内容は驚きの連続で、1993年リリースの『リパブリック』以来、最高と言えるだろう。


47位 ビル・ライダー・ジョーンズ 『ウェスト・カービィ・カウンティ・プライマリー』

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元ザ・コーラルのギタリストが所属していた昔のバンドは、ソフト・ドラッグ、マカロニ・ウエスタン、リヴァプール版のナンセンスな詩といった、カラフルな自己完結の世界が取り巻く環境にいたにもかかわらず、彼自身の作品はあくまでスケールが小さめで、比較すると、もっと地に足の着いた感じがするかもしれない。だが、人間臭さと強烈さは少しも引けを取らない。


46位 ヴェト・コン 『ヴェト・コン』

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メンバーのうちの2人が在籍していたウーマンの挑戦的なメロディのファンは、この作品に感謝することになるだろう。だが、ヴェト・コンはウーマンとはまったく違う生き物なのだ。凶暴なホワイトノイズ(“Continental Shelf”)、甲高い音のポストパンク(“Silhouettes”)、そしてサイケデリックなプログレッシブ・ロックが無秩序に広がる“Death”。彼らは野性味あふれる新たな路線を開拓してみせた。


45位 ザ・クリブス 『フォー・オール・マイ・シスターズ』

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ザ・クリブスは興奮を巻き起こす名人で、ダメージ・インディ・パンクの化身である。そして『フォー・オール・マイ・シスターズ』は彼らの最高の部分がぎゅっと詰まった作品だ。“City Storms”、“Summer Of Chances”、そして“Diamond Girl”、すべての曲でジェームス・ディーン・ブラッドフィールドにつながったジャックから盗んできたような素晴らしいリフ、飛び跳ねるようなコーラス、そして思い悩む様子を連想させる恋に破れた者の切ない歌詞が、過剰なほどに盛り込まれている。


44位 ヤング・サグ 『バーター6』

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チュチュを身に着けたアトランタ出身のラッパーは、自身の“アイドル”であるリル・ウェインへ捧げるアルバムとして、元々はこのデビュー・アルバムを『ザ・カーター6』と名づけていた。『バーター6』は高い芸術性、そして不満と恐怖をダイレクトに表した歌詞を融合させ、ある意味では彼を独特のフィールドへ導いたと言えるだろう。


43位 スリーフォード・モッズ 『キー・マーケッツ』

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スリーフォード・モッズは極めて馴染みのバンドであり続けている。いったいどれくらいの人がこれまでのスリーフォード・モッズのアルバムに続く、新たな作品を待ち望んでいるか、訊いてみるかい? ジェイソン・ウィリアムソンとアンドリュー・ファーンはその答えで僕らをがっかりさせることはないだろうし、この頑固さは大いに賞賛に値するはずだ。


42位 マイリー・サイラス 『マイリー・サイラス・アンド・ハー・デッド・ペッツ』

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『マイリー・サイラス・アンド・ハー・デッド・ペッツ』は、大人気のポップ・スターが比較的最近リリースしたアルバムの中で間違いなく1番奇妙なアルバムだが、もっと驚くのは聴くべき作品だということだ。


41位 ミューズ 『ドローンズ』

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『ドローンズ』に込められたミューズの普遍的テーマである洗脳や戦争を挑発する超大国、真実の抑圧、人々を搾取する権力者との対決は、2015年においてもなお共鳴を呼ぶものの、遠回しになっているのも事実だ。マシュー・ベラミーがすべきことは時代についてコメントするのと同じくらい、より深く社会的/政治的な面を切り開き、ミューズの音楽を今一度その大胆な構想にマッチさせることである。


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