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あなたは最近、ソーシャルメディアにそれほど毎日時間をかけていないかもしれない。ツイッターで特に頭を悩ませるようなことはないし、現実的にいえば、同級生が(信じられないことに彼らの中には大学まで出ている者もいるのに)フェイスブックを結婚式や子供の写真で一杯にしている様子をみて辟易しているかもしれない。でもどうかインターネットを見捨てて、さっさと散歩になど出かけるのは、もうちょっと待ってほしい。

まず、最初に確認したい。次に挙げるミュージシャンたちのインスタグラムをフォローしているだろうか? してない? なるほど、ソーシャルメディアが最近おもしろくないという理由はそこだ。今こそ、辛口のコメントや、サルとツーショットするポップ・スター、そして果てしなく続くジムでの自撮り画像なんかで、自分の人生のバランスを回復する時だ。43週間、ストーカーのようにインスタグラムにはまって、うっかり「イイね!」なんて送ってみたりしても気にすることはない。

ファーザー・ジョン・ミスティ (@fatherjohnmisty)

"You know MY favorite thing about class warfare? That if you're winning you can pretend it doesn't exist!"

A photo posted by Father John Misty (@fatherjohnmisty) on


「階級闘争に関して『僕が』いいと思うことは、自分が優位な立場であれば、そんなもの存在しないふりができることだ!」

辛辣なユーモアのセンスに深く根差した音楽性を持つファーザー・ジョン・ミスティは、インスタグラムでも期待に応えてくれる。彼のインスタグラムへのアプローチはごくごく正当的で、何気ないストック写真に、滑稽かつ説得力がある達観した批判的なキャプションが添えられている。何にもない壁の写真に1,227もの「いいね!」が付いて、そのことがいかにくだらないことかを嘲笑する投稿でフォローする。最高!


クレイグ・ディヴィッド

https://instagram.com/p/61v0Nwqgkj/
「水曜と言えば、エッチの日だと思うだろ。ノー、水曜は脚のトレーニングの日だ」

再ブレイクを経て、最近では新曲のビデオクリップをシェアしているUKのヒップホップ・スターのクレイグ・ディヴィッドだが、正直言って彼のインスタグラムはジムでの自撮り画像ばかりだ。質問:YouTubeでカセットボーイのリミックスを見るよりも、筋トレに励んで、感動的な画像や言葉(「我が道を行けば、雑念に惑わされることはない」等)をアップするのに時間を費やしているなんて、一体どんな生活を送っているの? 答え:それこそまさにクレイグ・ディヴィッドのような生活さ。


リアーナ (@badgalriri)

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Wit my woe @djhutchy

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「友達@djhutchyと一緒」

リアーナの新しいファッション・ブランドの広告をかいくぐって行けば、「素顔」の彼女の写真が見られる。たとえば、2013年のカルガリーのストリップ・クラブでの「ご乱行」の様子がばっちり確認できたが、これも過去の話。しかし、今でも彼女のインスタグラムは、スリル満点でエロティックだ。リアーナと一緒にバルバドスのクロップ・オーヴァー・フェスティバルのパーティに参加したらどんな感じだろう? 上の写真をみれば、もうおわかりだね。


カルヴィン・ハリス (@calvinharris)

https://instagram.com/p/4qP-3tN3PK/
「彼女も料理してるよ」

誰かの生活を覗き見してみたいなら、カルヴィン・ハリスのインスタグラムをフォローすれば、ポップ・ミュージック界で最もビッグでパワフルなカップルの生活(男性側)がどんなものかがわかるだろう。このスコットランド人のDJが、スーパースターのガールフレンド、テイラー・スウィフトに関する情報を投稿することはほとんどない。でも、注目! ポテトを焼くテイラーの図。これだから、インスタグラムはやめられない。ちなみに、この記事ではテイラー・スウィフトのインスタグラムをお勧めとして載せてない。だって、みんなすでにフォロー済みでしょ?


ミッキー・ブランコ(@mykkiblanco)


「もうすぐ完成ね。メイクのチームのみんな、ありがとう。これまでで最高の出来だわ」

正統派の有名人だけではなく、アンダーグラウンドのラッパーもインスタグラムで冴えわたっている。これまで、ヒップホップの世界ではジェンダー問題は受け入れられてこなかった。しかし、ラッパーであり同性愛活動家のマイケル・クワトルバウム・Jr、別名ミッキー・ブランコは、一枚の自撮り画像で、その両方の存在の均衡を保っている。彼はまた、以前に一枚のスクリーンショットに次のようなキャプションを入れて投稿している。「そうよ、私はブラックのディックを持った文句を並べ立てるフェミニスト」。異性愛至上主義の世界を変えるのは、容易なことじゃない。


フレッド・マクファーソン(@fredmacpherson)

Went to the show sitting in the fourth row in the pink tracksuit and it's shutdown.

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「ショウを見に行って、ピンクのトラックスーツで4列目の席に座る。「シャットダウン」だ(※スケプタの歌詞のパロディ)」

スペクターのフロントマンであるフレッド・マクファーソンのインスタグラムは、ともかくかっこいい。彼は、トレンドの最先端にいながら、ニッチでクールなライフをインスタグラム上でカタログ化してみせる。Swim Deep(スイム・ディープ)のキャヴァン・マッカーシーの自然体の姿や、ドレイクもジェレミー・コービンもどちらも見たいなら(実は、それが一番やりたかったことじゃない?)、フレッド・マクファーソンのインスタグラムに限る。彼はまた、スケプタの歌詞を画像のキャプションで揶揄する才に長けている。


キャリー・ブラウンスタイン (@carrie_rachel)

BFF. (Also, this dude is missing @grilled_onions).

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「私の大親友(@grilled_onionsに会いたがってるの)」

スリーター・キニーの女戦士で、ドラマ『ポートランディア』に出演しているキャリー・ブラウンスタインのインスタグラムは、ネットではすでにかなり有名な愛犬トビーの画像か、もしくは彼女が最近読んだ本についてのコメントがアップされていることが多い。彼女の本のコメントは、ネット漬けの生活から距離を置いて、分厚い本に没頭したい「本の虫たち」にインスピレーションを与えてくれている。映画のスチル写真の愛好家でもあるキャリー・ブラウンスタインは、ダイアン・キートンのファンであることは間違いない。彼女の品格がうかがえるところだ。


マイリー・サイラス (@mileycyrus)

Lol literal @katyweaver

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「@katyweaver、マジで笑える」

とりとめもない雑多な内容が盛りだくさんなら、マイリー・サイラスのインスタグラムをチェックするに限る。この”Wrecking Ball”のシンガーは、先週はオルセン姉妹の子供の頃の写真をPhotoshopで加工した画像をアップしている。彼女のインスタグラムは、無意味ながらくたが詰め込まれた子供のスーツケースのように、テントウムシやペンギンに化けた画像や、ザ・フレーミング・リップスのフロントマン、ウェイン・コインとのFacetimeでのやりとりのキャプチャー画像など、ヴァラエティ豊富。最近何かおもしろいことない? やっぱマイリー・サイラスのインスタグラムでしょ。


ウェイン・コイン (@waynecoyne5)

Yesssss!!!!! Maybe the gum's a little Tooo big .. Ha!!! Fuck yeah King's Mouth @the_avam in Baltimore !!!

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「これだ! ちょっと歯茎がデカすぎかも! ボルチモアの@the_avamの展示、キングズ・マウスだ!」

マイリー・サイラス・アンド・ハー・デッド・ペッツとのコラボ以来、ウェイン・コインとマイリー・サイラスの奇妙で美しく、かつ有意義な友情が育まれている。ウェイン・コインのインスタグラムは、彼の音楽同様サイケ感満載だ。奇怪な頭の形の彫刻で、中に入ってよじ登ることができる「ザ・キングズ・マウス」もその一例。自らのアート・プロジェクトの写真を数々投稿している。マイリー・サイラスが文字通り「wrecking ball(鋼球)」で彼のアート作品を破壊しないことを望む。


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