オープニングで全力疾走するシーンの再現? もしくはヒロインだったケリー・マクドナルドのカメオ出演? それともユアン・マクレガーが45歳になった今でも便器に入れるか試してほしい? ダニー・ボイル監督の独創的な作品『トレインスポッティング』の続編がイギリスで2017年1月27日に公開されるとのことで、映画へのファンの期待は、十字のライトセーバーが登場した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』以来の高まりを見せている。それでは、2017年公開の『トレインスポッティング2』の中で最高にヤバくて、そしておそらく最も中毒性の高い我々が見てみたい5つのトピックがこちらだ。
1.レントンとシック・ボーイの立ち回り
前作『トレインスポッティング』の最後では、レントンは組織のヘロイン取引で得た金をアムステルダムへと持ち逃げしており、残していったのはスパッドの取り分だけだった。『トレインスポッティング2』が大まかにベースとしている小説『ポルノ』では、シック・ボーイはレントンがその金を取ったことをいまだに怒っている設定だが、レントンは物語の大半で典型的でずる賢いやり方で、元友人たちを避けている。映画の続編としてはあまりいい締めではないので、我々としてはダニー・ボイルがマカロニ・ウエスタン風の立ち回りを2人のために書き下ろしてくれると期待している。きっとヘロイン中毒のエディンバラのチンピラ版『バットマン vs スーパーマン』になるだろう。
2.スパッドのポルノ
『ポルノ』では、ギャングがスコットランドで低予算のポルノ業界に関わっており、キャストの発言からも、映画がこの設定におおむね沿っているのだと推測できる。そして、『ポルノ』のストーリーで、最も苦難を味わう同情すべきキャラクターがスパッドなので、我々としては、少なくともユエン・ブレムナー演じるヘロイン漬けのオタクがカメラの前で絡み合う姿を希望したい。もしすべてが本の内容に基づくなら、彼は元気よくやれるかもしれない。
3.ベグビーの贖罪
『ポルノ』では、ベグビーはいつもの通り精神病で刑務所に服役中として登場するが、ダニー・ボイルはロバート・カーライル演じるこの有名な狂人を、ほとんどの場面で自由に活躍できるようにすべきだと考えるかもしれない。ベグビーの喧嘩っ早い面だけでなく、きっと丸くなった性格は悪魔との格闘、神との出会い、国会議員の選挙への出馬、そして再びゆっくりと「声」に屈していく様子が描かれることだろう……。
4.ゾッとするほどサイケデリックな出来事の連続発生
『ポルノ』においては、ドラッグが果たす役割は『トレインスポッティング』に出てきたよりもだいぶ減っていたが、レントンの便器へのダイブ、過剰摂取や薬断ちといった前作にあったシーンは現代イギリス映画の文化に深く浸透しているので、そういった回顧的なシーンのない続編は、単に映像上の義務を放棄していると見なされるだろう。レントンがアムステルダムのナイトクラブで大胆にドラッグをやるシーンがあるかもしれない?
5.イギー・ポップのカメオ出演
できればストリートを走ってきて、バカでかい大型テレビを選んでほしいものだ。
先日、公開された『トレインスポッティング』の続編のトレイラー映像はこちらから。
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