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最新のインタヴューで、キッスのベーシストであるジーン・シモンズは、レディオヘッドのトム・ヨークについて、彼は「最も素晴らしい声」の持ち主の1人だと称賛している。これには驚かされた。なぜなら、ジーン・シモンズが他人を褒めることは滅多になく、大概はヒップホップやリアーナ、人生全般について毒づいて物議を醸していることが多いからだ。その中から厳選した発言がこちらになる。

1. ヒップホップについて

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「ラップが死ぬのを楽しみにしてるんだ。喋ってるだけじゃなく、歌詞とメロディが音楽に戻ってくるのを待ち望んでいるんだ。自分について言えば、曲とは歌詞とメロディ、もしくはメロディだけで定義されるものなんだ」

2. 違法ダウンロードについて

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「ロックは古くなったから死んだんじゃない、殺されたんだ。そして、真犯人は隣に住む15歳の少年か、恐らくその友人だろう。もしかしたら、彼が一緒にセッションしてるバンドメンバーの中にいる可能性だってある。悲しいのは、彼らが自分自身のチャンスを潰してるのに気付いてないことだね。――彼らは人気者になるであろうアーティストたちを殺しているんだ」

3. ガンズ・アンド・ローゼズについて

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ガンズ・アンド・ローゼズは世界一のバンドになっていたかもしれない。そうじゃない理由はアクセル・ローズだよ。ドラッグ、ヘロイン、アルコールなども一因だが、致命的な原因は、アクセル・ローズのせいだ」

4. デス・グリップスについて

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「俺は誰かがドラム・マシンのビートについて話しているのを聞いたら部屋を出て行くんだ」

5. 鬱病について

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「くたばれ、死ねばいいだろ。俺には到底理解できないね。俺は、やれるもんならやってみろと思ってるからな。ビルの屋上で『こうするしかない、もう耐えられない、飛び降りるぞ』って言ってる奴がいたら、俺なら『飛べよ』って言うね。ふざけてるのか? なんでそんな宣言するんだ? 黙って、潔く飛べよ! 観客にウケるぞ」

6. ザ・ローリング・ストーンズとU2について

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「100ドルも払って、生演奏じゃないアーティストのライヴに行くのは問題だろ。食品の成分表示みたいなもんだ。ラベルの最初に砂糖と記載するのが、少なくとも誠意を見せる方法だ」

7. リアーナについて

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「カラオケのテープを流しながらダンサーと登場する女にはうんざりしてる。紛れもないままごとだ。リアーナとか、シミアーナとか、名前が“a”で終わる奴はどいつもそうだ」

8. ロックの殿堂について

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「冗談みたいになってるよな……それについて考えてたんだが、答えはシンプルで、『あれを買い取って、全員クビにしよう』ってことだ。ファンのためにもマジでな。マドンナやブロンディ、トーン・ロックみたいなもんがロックの殿堂とか呼ばれてるのは侮辱だよ」

9. キッスのオリジナルメンバーについて

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「(エース・フレーリーもピーター・クリスも)あいつらはどちらにも3回バンドに復帰するチャンスがあったが、3回ともフイにした」

10. インターネットのハッカーについて

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「まず、あいつらは処罰されるだろう。そして、刑務所に何年もいる新しいガールフレンドを募集中の囚人の隣で小さな尻を出しているかもしれない」

11. プリンスの死について

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「(マイケル・)ジャクソンすら彼の後塵を拝していたと思っていたよ。プリンスは超越していたからね。でも、自分自身を殺してしまうとは何とも哀れだよ。甘く見てはダメなんだ、それが彼のやったことだからな。落ち着いて、言いたいことも分かる……だが、ドラッグやアルコールの正体は緩慢な死なんだよ」。彼はこの発言の後、謝罪している。

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