プロデューサーのナイジェル・ゴドリッチが2014年12月にツイートした以下の写真により、レディオヘッド通算9作目となるニュー・アルバムへの期待が高まっている。
— nigel godrich (@nigelgod) December 3, 2014
さらに、今月の初旬にはレディオヘッドが2015年10月7日に新会社Dawn Chorus LLPを設立したとのニュースが突如伝えられた。前2作のアルバムの発売前にも同じ手法が使われており、2007年10月の『イン・レインボウズ』リリースに先がけて7月にXurbia Xendlessを、2011年2月の『ザ・キング・オブ・リムス』発売前の2010年12月にはTicker TapeLtdを設立している。
“Dawn Chorus”という名称が2002年のボーズ・オブ・カナダの楽曲として言及されたこと以外には、レディオヘッドがジェームズ・ボンド映画『007 スペクター』のテーマ曲“Spectre”の制作中であったこと、今年6月のスペイン・バルセロナで開催されるプリマヴェーラ・サウンドと、7月のポルトガル・リスボンで開催されるNOSアライヴ・フェスティバルのヘッドライナーを務めるという噂以外に新しい報道は届いていない。ここ日本ではサマーソニック2016のヘッドライナーを務めることが発表されている。
これらは噂だけではっきりしないのだが、9作目のアルバムは近々発売されるだろう。どのようなサウンドなのか予想してみよう。『ザ・キング・オブ・リムス』と同じような系統なのか、それともまったく異なったサウンドなのだろうか。意表をついて我々の度肝を抜き、『ザ・ベンズ』のようなギターさばきをニュー・アルバムで見せてくれるだろうか。その手がかりは、過去のライヴ・ショウから入手できそうだ。レディオヘッドが過去に演奏した曲をアレンジして作り替えるというのは珍しいことではない。その例として、2007年のアルバム『イン・レインボウズ』に収録されている“Nude”は、1990年代後半に初めて披露されている。他にも、“Morning Mr Magpie”は『ザ・キング・オブ・リムス』に収録されるよりも前の2002年に演奏されていた。常に素晴らしい情報を提供してくれる「シチズン・インセイン」は、今回のニュー・アルバムに関しての予想を12曲リストアップしている。さらに私の予想も少し追加した。実際のニュー・アルバムの内容は知る由もないのだが、それがまたワクワクさせてくれるのだ。
新作に収録されてもおかしくない15曲をお送りする。
1. “Identikit”
アメリカン・エアラインズ・アリーナ、マイアミ 2012年2月
2. “Skirting On The Surface”
ダラス 2012年3月
3. “The Present Tense”
ラティチュード・フェスティバル 2009年
4. “The Daily Mail”
この楽曲は、『ザ・キング・オブ・リムス/ライヴ・フロム・ザ・ベースメント』から2011年にシングル化されている。
5. “I Froze Up”
2002年にインターネット配信で初披露され、2010年にはアトムス・フォー・ピースのツアーでも演奏されている。
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