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YouTubeは自身のアーティストへのロイヤリティ・スキームについて擁護し、業界における最高の収入源になりつつあると述べている。

YouTubeの公序・政府担当であるケイティ・オヤマはデジタル・文化・メディア・スポーツ省による音楽ストリーミング経済への調査で国会議員の質問を受けている。

YouTubeによって提出された証拠書類には「レコード・レーベルは2025年までに音楽業界における1位の収入源になることは可能だということに合意しています」と記されており、これについて英国レコード産業協会のCEOであるジェフ・テイラーは反論している。ジェフ・テイラーはこれについて自身の体験を「反映していない」と述べている。

ケイティ・オヤマはYouTubeが2019年に「30億ドル(約3150億円)を音楽業界に渡している」と述べ、これはスポティファイを上回るものだと示唆している。

「2020年の数字はまだ出ていませんが、年々その数字は成長しています」とケイティ・オヤマは語っている。「昨年も大きな成長をしていると考えずにはいられません」

彼女は次のように続けている。「昨年2020年の第4四半期について出した最新のプレス・リリースでスポティファイは四半期に10億ドル(約1050億円)を権利保持者に渡していると述べている。音楽がもちろん大部分を占めるわけですが、ポッドキャストやその他のものもあります」

「なので、そうしたデータを見れば、私たちは1位の収入源に近づいており、間違いなくそうなりたいと思っています。音楽業界にとって最良のパートナーになりたいと思います。私たちが儲かれば、アーティストが儲かります。私たちの興味は非常に一致しており、そうありたいのです。私たちはこの産業を成長させたいのです」

スポティファイやアップル・ミュージックが提供している音楽から音楽業界が受け取る金額が少なすぎるとする「ヴァリュー・ギャップ」の問題についてケイティ・オヤマは否定している。有料のサブスクリプションと隣接する広告モデルにYouTubeは依拠しており、1ストリームごとの割合を言うことはできないと主張している。

ケイティ・オヤマはユーザーによってライセンスされていないコンテンツがアップロードされることに法的責任がないとするYouTubeの「セーフハーバー」の問題ついても訊かれて、権利所有者に補償を行うか、権利侵害のコンテンツの削除を提供していると述べている。

国会議員のケヴィン・ブレナンは法律がYouTubeへの「免罪符」になっているかを尋ね、それに対してケイティ・オヤマは2019年までにYouTubeが権利所有者に120億ドル(約1兆2600億円)を支払っていると述べている。

デジタル・文化・メディア・スポーツ省による調査では新興アーティストはストリーミング・サービスで大物アーティストとの「巨大な競争」にさらされていると指摘されている。

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