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ザ・キンクスは1970年発表の『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』の50周年を記念して「ザ・マネーゴーラウンド」と題した生配信イベントを行うことが決定している。

『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』は『ローラ対パワーマン』、もしくは『ローラ』と略されることが多く、限定の10インチ・スリップケース・ブックで再発されており、60ページの本と3CD、2枚の7インチ、4枚のカラー・プリントが同梱されている。

アルバムの50周年を記念してフロントマンのレイ・デイヴィスは劇作家のポール・シレットとアルバムのテーマと歌詞に基づいた45分の演劇に取り組んでおり、詩人にして俳優のベン・ノリスが主演を務めるという。

「『ザ・マネーゴーラウンド』は極度のプレッシャーの中でアルバムを作る試練の状況に直面した人物を描いた1人芝居です」とレイ・デイヴィスは述べている。「これは心理劇に近い演劇で、人生の出来事を演じていく中で登場人物の紆余曲折を追ったものとなります。彼は感情的・経済的な穴に陥り、自分を巡るダークな力に直面しますが、最終的に友人のローラに打ち明けて、曲に救われることになります」

一度限りの生配信はザ・キンクスのYouTubeで日本時間1月30日午前5時より配信される。

トレイラー動画はこちらから。

先日、ザ・キンクスのレイ・デイヴィスは名曲“Waterloo Sunset”をリリースしたくなかったと語っている。

“Waterloo Sunset”は1967年5月にシングルとしてリリースされており、アルバム『サムシング・エルス』に収録されている。

現在ではバンドの名曲の一つとなっている“Waterloo Sunset”についてレイ・デイヴィスは新たなインタヴューでプライベートなままにしておきたかったと語っている。「家族が一緒にいたんだけど、オーストラリアから妹が帰ってきて、姪のジャッキーがいて、他にも従兄弟が数人いたんだけど、彼らにアセテート盤であの曲を20回くらいかけたんだ」

「それで僕は言ったんだ。『これは自分たちのための曲で、世に出したくない』ってね。僕にとっては出さないことが重要だったんだ。僕は優秀なビジネスマンじゃないからね。自分たちのためだけのものにしておきたかったんだ」

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