グライムスの『アート・エンジェルズ』が『NME』の「アルバム・オブ・ザ・イヤー』に選ばれている。
10月にリリースされたこのアルバムには、”Realiti”と”Flesh Without Blood”といったシングル曲が収録されており、グライムスは、今週の『NME』(UKで12月4日より無料配布)の独占巻頭特集のためにインタヴューに答えてくれている。
栄冠に輝いて、どのような気分かと訊ねられると、グライムスは次のように答えている。「すべてがどうかしてて、目下私はそれを全部処理出来ずにいるわ。今は、それどころか、夢を見ているようだわ」
『NME』の「アルバム・オブ・ザ・イヤー 2015」のフルリストはこちら。
アルバムの詳細について尋ねると、『アート・エンジェルズ』の一部分は、2012年に『ヴィジョンズ』をリリースした後に受けた扱いについてどのように感じたかへの返答であることをグライムスは語っている。『ヴィジョンズ』は、「グライムス、彼女はすごく可愛いね。ファッションの撮影の時にかけると楽しい曲だよね」と言いやすいアルバムだったと彼女は笑っている。「今は、人々を引き込みたいの。前より、なにかを発言することが怖くなくなったわ。これまでは、本当に怖くて、ヴォーカルのボリュームを落として、リバーブまみれにしていた。このアルバムではもうそんなことを気にしちゃいないわ」
“Flesh without Blood/Life in the Vivid Dream”のミュージック・ビデオはこちらから。
グライムスはインターネット世代のポップ・スターと度々称されているが、それは彼女がしていることに対して間違ったレッテルだと話している。「『ポップ・スター』という言葉が嫌い」と彼女は話し、次のように続けている。「私はポップ・ミュージックは作っていないわ。私はインディー・レーベルに所属しているの。ワールドクラスのシンガーやプロ・レベルのダンサー、または特別美しくなるためにプレッシャーを感じたくないの。私はそれらのことがすべて得意じゃないし、私はとても恥ずかしがり屋なの。私は、私が作りたいと思ったものをただ作りたいだけ。スマッシング・パンプキンズのことをポップ・スターだと呼ぶ人は誰もいないわ。トレント・レズナーのことをポップ・スターだと呼ぶ人も誰もいない。実験的なことをしながら、多くの観客を相手にして、それでいてポップじゃないってことも可能なのよ」
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