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U2のフロントマンであるボノが、11月13日にパリのバタクランでライヴ中に襲撃を受けた後のイーグルス・オブ・デス・メタルの対応を讃えている。

当初、U2はパリでの2公演の初日を11月14日に予定していたが、その前日にパリ同時多発テロが発生したため、このライヴの日程を再設定している。

ボノは、AP通信に対して次のように語っている。「もちろん、俺たちはすごく感動したよ。俺たちの仲間であり、飛び抜けた才能を持つバンドのイーグルス・オブ・デス・メタルがこれほど悲痛な経験をして、最もおぞましい悲劇に見舞われながらも、毅然としているという事実にね」

さらに、ボノはフランスの観客がライヴに期待しているであろうことについても述べている。「これまでに俺たちのライヴに来ていたフランスの観客から判断すると、俺は反抗こそが喜びだと思ってるんだ。それこそがU2のやってきたことだし、フランスの人々が俺たちに求めていることが、まさにそれなんだ。テロリストは多くの命を奪ってしまい、もう取り戻せないけれど、彼らはパリという都市の本質までは変えられるわけじゃないんだよ」

以前、ボノはパリの同時多発テロについてのコメントで、この悲劇を「音楽への直接的な攻撃」だと呼んでいる。

ボノは、11月14日にアイルランドの放送局「RTÉ」に対して次のように語っている。「あの事件について考えると、昨晩の犠牲者の多くは音楽ファンだった。いわゆる対テロ戦争のなかで経験した初めての音楽への直接的な攻撃だったんだ。だから、すごく狼狽してる。亡くなったのは僕らの仲間だった……血も涙もない大量虐殺のために深く動揺してるよ。頭から追い払うなんてできないことだからね」

11月13日の夜にバタクランやパリの各地が相次いで襲撃された今回の事件では、全体で130人が亡くなっており、この半世紀の間にフランス国内で起きた襲撃事件としては過去最悪の犠牲者数となった。U2は12月6日、7日にパリで振替公演を行う予定としている。

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