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ジャスティン・ビーバーは2021年のグラミー賞でアルバム『チェンジズ』が違うカテゴリーにノミネートされてしまったと主張しているが、レコーディング・アカデミーは自身の見解を示している。

ジャスティン・ビーバーは『チェンジズ』が最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞にノミネートされているほか、“Yummy”が最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞に、“Intentions”が最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞に、“10,000 Hours”が最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされている。

しかし、ジャスティン・ビーバーは最新作『チェンジズ』が「ポップ」部門に入れられたことを受けて不満を口にしている。「僕は自分の音楽に細心の注意を払っているし、自分の意図を注ぎ込んでいるんだ。そういう訳で僕はR&Bのアルバムを作ろうとしたんだ」

「『チェンジズ』はR&Bアルバムだったし、R&Bアルバムなんだ。R&Bアルバムとして認識されないことが自分にとってはすごく奇妙に思えるんだ」

今回、レコーディング・アカデミーのハーヴェイ・メイソン・ジュニアは『ピッチフォーク』のインタヴューでジャスティン・ビーバーの訴えに反応を示している。

「私たちは常にアーティストの希望を尊重したいと思っています」とハーヴェイ・メイソン・ジュニアは語り、自分の音楽が入れられたカテゴリーが合っていないと感じているアーティストの疑問に答えている。「アートが面白いのは主観に根ざしたものだからです。そして、レコーディング・アカデミーでの私たちのゴールはその素晴らしさを讃えることです」

「どこかの時点で決定は別のものと比較する形で行われなければなりません。それは非常に大変なプロセスで、毎回正しい判断ができているとは思いません。アーティストが求める、そうであるべき形で評価しようと、できる限りの努力をしています。彼はアルバムをそうしたタイプのものだと感じているとのことですが……この話はここまでにしておきましょう」

ハーヴェイ・メイソン・ジュニアは次のように締めくくっている。「ちゃんと人々のアートを正しいカテゴリーで評価して尊重できるよう努力しています」

一方、ザ・ウィークエンドは最新作『アフター・アワーズ』とマルチ・プラチナムを記録した“Blinding Lights”の成功にもかかわらず、グラミー賞へのノミネートが一切なかったことについて不満を吐露している。

過去に3つのグラミー賞を受賞しているザ・ウィークエンドは今回ノミネーションがなかったグラミー賞について「不正のままだ」と述べている。

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