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AC/DCのアンガス・ヤングは初めてジミ・ヘンドリックスを聴いた時のことを振り返っている。

新たなインタヴューでアンガス・ヤングはAC/DCの初期のアルバムを形作ることになった影響について語っている。

「あの頃のアルバムにはいろんな要素があるけど、まだ若いころで、あの当時はいろんなものがあったからね。10代前半で、13歳か14歳かだったからね。まだそんな年齢だったから、音楽にワクワクしていたね」と彼は『タイニーTV』に語っている。

彼は次のように続けている。「当時、音楽的に何が好きだったかを思い出すんだけどさ。夜通し待ってなければいけなかったんだ。ずっと起きていると、午前2時頃にラジオの男性が当時のロックをかけてくれたんだよね。彼はアメリカ人で、僕は小さなラジオを持っていたんだけど、ベッドに座って起きているようにしてね。そんな感じだった。それで、彼が最新のものをかけてくれるんだよ」

「ジミ・ヘンドリックスもそこで聴いたし、クリームもそこで聴いた。そうした人たちだよね。その後にレッド・ツェッペリンとか、そういうバンドが出てくるんだけどさ。特にジミ・ヘンドリックスの“Purple Haze”を聴いた時は、そう、すごく興奮したよ。それで『どうすればジミ・ヘンドリックスについて知れるんだろう?』と思ってね。出かけて、本屋に行って、イギリスからの雑誌が入ってないか見てみたよ。彼がロンドンにいることは知っていたからね。それでギターと写っている小さな写真を見て、『こういうクールなものが見たかったんだ!』と思ったんだよね」

インタヴューでアンガス・ヤングはAC/DCのアルバムやライヴのゴールは子どもの頃に初めてロックを発見した時と同じ感情を湧き起こすことだと語っている。

「あの時の興奮を与えようとしているんだ」と彼は語っている。「人生を通してあれを参考にしてきたんだ。いまだにそのことを考えている。ステージに立つのも同じことだよね。ステージに立って演奏する時、僕らのことをこれまで観たことのない13歳や14歳の新たなキッズに向けて演奏しているんだ。『歳とった人たちもたくさんいるけど、彼らは僕らのことを観たことがある。彼らは僕らが誰だかを知っている。でも、新たなキッズは僕らが観たことがないんだ』ってね。『その子を感動させるんだ。その子に向けて演奏するんだ』って思うんだよ。それが興奮させてくれるし、やらなきゃいけないことはそれだけなんだ。若い人たちの顔を見ると『行くぞ』ってなるんだ」

AC/DCは先週、最新作となる『パワーアップ』をリリースしている。

先日、AC/DCは『地獄のハイウェイ』や『バック・イン・ブラック』にちなんだ新たなファッション・アイテムが発表されている。

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