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リヴァプールのキャヴァーン・クラブやリーズのブルドゥネルといったライヴハウスは新型コロナウイルスの経済的影響から救済する政府からの助成金を受け取ることが決定している。

イギリス政府はUKのアート・文化遺産事業に総額15億7000万ポンド(約2100億円)の包括的支援策を行うことを発表していたが、そのうちの2億5700万ポンド(約350億円)が地域の1385の劇場、博物館、文化施設に助成金として交付されることが決定している。

初期のザ・ビートルズが出演したことで知られるキャヴァーン・クラブは地元ミュージシャンのパフォーマンスを撮影するための資金として52万5000ポンド(約7200万円)が交付されている。これによってパフォーマンスをオンラインで配信し、音響・照明スタッフへの仕事を提供するという。

UKでも地元に根ざしたライヴハウスとしてよく知られているリーズのブルドゥネルは週1で無料のイベントを開催し、生配信を行うのに22万429ポンド(約3000万円)が交付されている。

100万ポンド以下の助成金はすべて本日支払われるとのことで、ロンドンのウィッグモア・ホールやヨークシャーのスカルプチャー・パークも助成金を受け取ることが決定している。

デジタル・文化・メディア・スポーツ大臣のオリヴァー・ダウデンは次のように語っている。「この資金はこの国のソウルを形成する劇場や音楽会場、博物館、文化施設の寿命を引き伸ばすものです」

「これでこうした特別な場所を保護し、職を守り、文化分野の回復を手助けするものです」

先日、リヴァプール市長のジョー・アンダーソンは資金援助がなければ、キャヴァーン・クラブが閉店するかもしれないと語っていた。

「キャヴァーン・クラブのような国の宝を失う可能性があるということはザ・ビートルズのファンやミュージック・ラヴァー、それで生計を立てる人々など、関わるすべての人にひどいシナリオです」

キャヴァーン・クラブは新型コロナウイルスによる閉鎖のために週3万ポンド(約420万円)の赤字を出していると報じられていた。

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