ジョージ・マイケルの遺産管理団体はリヴァプールのストロベリー・フィールズで開催される展覧会にジョン・レノンの“Imagine”のピアノを貸し出している。
このスタインウェイのピアノはジョン・レノンが1971年に“Imagine”を作曲してレコーディングしたピアノで、ジョージ・マイケルは2000年10月にオークションで145万ポンド(約2億円)で落札している。ジョージ・マイケルはこのピアノを「平和の象徴」として世界各地で展示し、“Patience”のレコーディングでも使用されている。
オークション購入時にジョージ・マイケルは報道陣に「これはどこかの倉庫にしまって保護しておくような代物ではない。人々に見てもらうべきだよ」と語っている。
ジョン・レノンの生誕80周年を記念してジョージ・マイケルの遺産管理団体はリヴァプールのストロベリー・フィールズで開催される展覧会に貸し出している。
声明の中でジョージ・マイケルの遺産管理団体は「職を得るのに必要なスキルや体験を学習障害を抱えた若年層が学ぶのを手助けした救世軍の取り組みやストロベリー・フィールズと関係を持てて誇りに思っています」と述べている。
「この困難な時期だけでなく、これからも長年にわたってジョージ・マイケルが20年前に購入して以降、刺激を受けたのと同じように、このピアノは観に来た全員にとって希望とインスピレーションの源となることを私たちは知っています」
ストロベリー・フィールズの名誉会長でジョン・レノンの妹であるジュリア・ベアードは声明で次のように述べている。「彼の生誕80周年を記念して初めてこのピアノをストロベリー・フィールズに持ってきたことは素晴らしい試みです。毎年、ザ・ビートルズの歴史やジョン・レノンの栄光に近づこうと毎年リヴァプールを訪れる多くの人々に喜びをもたらすでしょう」
「ストロベリー・フィールズはジョンの子供時代に重要な役割を果たした場所で、メンラヴ・アヴェニューの近くで暮らしていた頃、彼の若いイマジネーションを爆発させた最初の場所の一つです。ここはこのピアノの新たな家にふさわしく、救世軍は学習障害を抱えた若者に素晴らしい行いを続けてきました」
この展覧会の収益はすべて学習障害を抱えた若者の生活を変えるために使われる。
一方、ポール・マッカートニーは生誕80周年を記念したBBCのラジオ番組でジョン・レノンとの出会いについて振り返っている。
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