スリップノットのコリィ・テイラーはキャンセル・カルチャーについて語り、「いいカモを持ち出している」と述べている。
コリィ・テイラーは10月2日にロードランナーよりリリースされるソロ・デビュー・アルバム『CMFT』について『NME』に語っている。
ソーシャル・メディアをめぐる問題について歌った最新シングル“Culture Head”についてコリィ・テイラーは次のように語っている。「これはソーシャル・メディアや政治状況、世界中で起きていることについての曲なんだ。その有害さについてだよ。人々の物事の喋り方とかね」
「本当に蔓延していて、激しい状態だよね。人生でも初めて逃れる方法が分からなかったよ。状況がよりよくなるとは思えないんだ。そうできればと思うけどさ。気落ちしないようにしようと思っているんだけどね。でも、どうすればいいんだ?」
キャンセル・カルチャーについてやりすぎだと思うかと訊かれたコリィ・テイラーは次のように答えている。「キャンセル・カルチャーに留まるものじゃないよね。若い世代、進歩的な世代に言えることで、極端から極端に考えることですべてを解決しなきゃいけないと考えている人たちがいるんだ」
「でも、連中がやっているのはいいカモを持ち出していることでね。キャンセル・カルチャーを適用したいなら、その対象以上に値する人間がたくさんいる。その筆頭が俺たちの忌々しい国の大統領だよ。人々を極端に走らせるだけだよ」
コリィ・テイラーは続けてキャンセル・カルチャーに対する「素晴らしいアンチテーゼがある」と信じていると述べ、「それは『ファック・ユー』だよ。俺のことをキャンセルすることなどできない。お前ら群衆は俺をキャンセルできると思っているのか? 失せやがれだよ」と語っている。
「誰かをキャンセルすることができて、その人の生活を破壊できると思っているのは群衆のエゴだと思う。薬に病が合ってない例だよね。彼らがしたことには責任があると思う。連中に関心を持ちたくないんだとしたら、まったく問題ないよね」
彼は次のように続けている。「キャンセルでは問題は解決されないよ。問題を悪化させてしまう方法だよ。携帯で読める以上に問題は複雑なわけで、進歩的な世代は理解していないよね」
スリップノットのコリィ・テイラーは10月3日にライヴ映像を有料で配信することが決定している。
これは「FORUM OR AGAINST’EM」と題したもので、ロサンゼルスのザ・フォーラムで収録されたライヴ映像が配信される。すべて事前収録の映像となり、バックステージの模様などを映したメイキング映像(⽇本語訳付き)と本編ライヴ映像の視聴が含まれている。
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