Andy Hughes/NME

Photo: Andy Hughes/NME

ユニバーサル・ミュージックは、フランスのパリで起きた同時多発テロを受けて、自身の楽曲”I’m Throwing My Arms Around Paris”を再発しようとしたが、レコード会社がそれを阻止したとするモリッシーの主張を否定している。

11月13日の襲撃で130人が亡くなったことを受けて、モリッシーはファン・サイト「トゥルー・トゥ・ユー」上でアルバム『イヤーズ・オブ・リフューザル』に収録されている2009年のシングル曲を「パリで起こった残虐行為で命を落とした方に心からの哀悼の意を込めて」リリースしたかったと主張している。

しかしながら、モリッシーは、ユニバーサル・ミュージックが彼の提案を「拒否した」と主張し、レコード会社が代わりに、所属している人気アーティストたちによる独自の追悼アルバムのリリースを計画していることを付け加えている。

この主張に対してユニバーサル・ミュージックはモリッシーの側から何も提案は受けていないとし、モリッシーの非難を退ける一方、彼の言説を「我々を傷つけるもので間違っている」と評した。

ユニバーサル・ミュージックが音楽サイト『ピッチフォーク』上に発表した声明は次のように始まる。「我々は”I’m Throwing My Arms Around Paris”に関してモリッシーからいかなる提案も受けていないし、まして提案を拒否などしておりません。先週、彼のサイトでこのコメントを読んでからモリッシーと直接接触できていませんが、彼の代理人に彼の意図と、同曲による収益からどのチャリティをサポートしたいのかを確かめるように求めています。その返答はまだ来ていません」

さらに続けて「ユニバーサル・ミュージックの社員の多くは個人的にパリの事件で心が傷ついています。我々が、会社に所属している人気アーティストたちによる別の追悼企画のためにモリッシーの提案を拒否したという話は我々を傷つけるもので間違っているものです」としている。

モリッシーのアルバム『イヤーズ・オブ・リフューザル』は、ユニバーサル・ミュージック傘下のデッカ/ポリドールより2009年にリリースされている。彼の最新アルバム『ワールド・ピース・イズ・ノン・ オブ・ユア・ビジネス』は、ユニバーサル・ミュージック傘下のハーヴェスト・レコードから2014年にリリースされているが、その後契約を解消されたこと が明らかになっている。

“I’m Throwing My Arms Around Paris”のミュージック・ビデオはこちらから。

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