アデルはバントゥノットの髪型でジャマイカの国旗のビキニを着ている写真が公開されて、文化の盗用だと批判を受けている。一方でアデルを擁護する声も上がっている。
トッテナム出身のアデルは自身のインスタグラムで毎年イギリスにおけるブラック・カルチャーを祝福するノッティングヒル・カーニヴァルに参加した写真を公開している。
「楽しかったわ。愛するロンドンよ、ノッティングヒル・カーニヴァルはどんな感じだった?」とアデルはイギリスの国旗とジャマイカの国旗が重なり合う絵文字をつけて投稿している。
コメント欄で多くのフォロワーが、アフリカ民族の伝統的な髪型であるバントゥノットを選んだことについて文化の盗用にあたると指摘している。。
「もし文化の盗用を理解していないのなら、アデルのインスタグラムの最新投稿を見てみればいい。彼女は仮釈放なしで牢獄に入るべきだ」とあるユーザーはツイートしている。別のユーザーはバントゥノットを「どんな文脈においても白人がするべきではない。以上」とツイートしている。
If 2020 couldn't get anymore bizarre, Adele is giving us Bantu knots and cultural appropriation that nobody asked for.
This officially marks all of the top white women in pop as problematic.
Hate to see it. pic.twitter.com/N9CqPqh7GX
— Ernest Owens (@MrErnestOwens) August 30, 2020
「これは最低だ。世界ではたくさんのひどいことが行われているけど、今度は君の番か」というツイートも行われている。
アデルへの批判はその多くがアメリカからのものだという。
アデルにはナオミ・キャンベル、アレクサンドラ・バーク、トッテナムの労働党国会議員のデヴィッド・ラミーから擁護の声も寄せられており、デヴィッド・ラミーは「バカげた話」だとしている。
「これらの戯言は『ドレスアップ』したり『仮装』したりする慣習やノッティングヒル・カーニヴァルの精神を忘れているんだ」とデヴィッド・ラミーは述べている。「アデルは生粋のトッテナム生まれ、トッテナム育ちなんだ。ありがとう、アデル。批判する奴のことは忘れてくれ」
Poppycock! This humbug totally misses the spirit of Notting Hill Carnival and the tradition of “ dress up” or “ masquerade” Adele was born and raised in Tottenham she gets it more than most. Thank you Adele. Forget the Haters. https://t.co/sabpPPRtID
— David Lammy (@DavidLammy) August 31, 2020
母親がジャマイカ出身のナオミ・キャンベルはハートのマークとジャマイカの国旗の絵文字をつけて反応を示しており、ジャマイカ出身のポップカーンは拳とハートの絵文字をつけて応援している。
アレクサンドラ・バークはBBCに次のように語っている。「ジャマイカ人の女性として彼女はブラック・カルチャーの中で育ってきたの。彼女がトッテナム出身であることをみんなは忘れているわ」
「私に言えることは彼女の見た目は問題ないし、放っておいてあげてってことね。許してあげてほしいの。ポップカーンも問題ないと言ってるんだから、国旗を身に着けてもいいのよ。彼女に最高の暮らしをさせてあげて。放っておいてあげて。私たちはアデルが大好きよ」
一部のファンは「文化の盗用と文化の理解の違いを分かっていない人がいます」と説明している。
「これは文化の盗用ではなく、文化の理解です。彼女はカリブ文化/ジャマイカ文化を祝福しているのです」
先月、アデルは今夏、新曲のリリースを延期したことを受けてニュー・アルバムがいつ出るか分からないと語っている。
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