フー・ファイターズが新しい無料のEP盤を11月22日の夜に公開している。
EP『セイント・セシリア』は5曲の新曲を収録しており、フー・ファイターズのワールド・ツアーの終わりと重なる形でリリースされている。このワールド・ツアーはUKでの大規模公演を含むもので、デイヴ・グロールがスウェーデン公演で足を骨折し、中断している。
フー・ファイターズはこの数週間、新譜のリリースをほのめかしており、EP盤のリリースについては今年10月頃から計画されていた。しかし、報道機関に向けて発表したコメントでデイヴ・グロールは、11月13日のパリの同時テロを受けて、新曲は違う意味を持つようになったと述べている。このEP盤がダウンロードできる式サイトにはテロの犠牲者へ向けた募金のためのリンクが設置されている。
http://www.saintceciliaep.com/
「このプロジェクトは今、まったく違う意味を持つようになった。こうした状況では……新しい、希望に満ちた気持ちであれば、どんなに小さいことでもいいと思うんだ。多分、これらの新曲は、この時々真っ暗になる世界に小さな光をもたらすことができるんじゃないかって思うんだよ。音楽が生命だっていうことを、そして希望と癒しが歌と共にあるんだってことを思い出すためにね。それは決して変わらないものなんだ」
「パリでの残虐な行為に心が傷ついたすべての人々や、愛する人々、友人たち、君たちと、君たちの家族に僕らの気持ちを捧げます。僕たちは復帰して、また僕たちの音楽でいつかみんなと人生と愛を祝福するよ。そうあるべきだと思うんだ」
『セイント・セシリア』EP盤のトラックリストは以下の通り。
“’Saint Cecilia”
“Sean”
“Savior Breath”
“Iron Rooster”
“The Neverending Sigh”
収録曲の音源はこちらから。
デイヴ・グロールはまた、レコードのリリースに合わせ、このEP盤とバンドの昨年1年間についての自分の思いを長い手紙に書き記している。
この手紙の冒頭部分は下記の通り。
「あれは2013年3月14日、テキサス、オースティンでのことだ。サウンド・シティ・プレイヤーズの最後のライヴだった。映画『サウンド・シティ』のプロデューサーであるジム・ロータとジョン・ラムゼイから、ささやかで、でも重大で、予言的でさえある贈り物をもらったんだ。それは真っ白な日記帳と、意味深い伝言だったんだ。『映画『サウンド・シティ』のすべてにおめでとうと言います……さて次のプロジェクトに取り掛かってください』これは俺が永遠に続いてほしいと願うものを終わらせるのに最も美しい方法だった。つまり、新しい始まりだよね」
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