Photo: GETTY
カリフォルニア州を拠点とするレーベルのバーガー・レコーズは性的な告発を受けて当初「大きな構造的変化」を実施してレーベルを継続することを検討していたが、最終的に閉鎖されることが発表されている。
レーベルに関係するアーティストや従業員について性的不品行について多くの告発が寄せられていることを受けて、インスタグラムのアカウント「Lured_By_Burger_Records」ではこれまで様々なメッセージが発表されてきた。
「バーガー・レコーズは小児性愛傾向と10代に対するフェティシズムに基づいたカルチャーを織りなし、ほぼ毎日行われていた公演に行くためにお金を支払ってくれた多数のティーンエイジャーに性的搾取を目的とする人々を接触させてしまった責任があります」とそこでは述べられていた。
「バーガー・レコーズの従業員室やヴァン、バーガー・レコーズ内に数多くあった人が住んでいる倉庫ユニットにバーガー・レコーズの人間がティーンエイジャーたちを誘い込んでいました」
この件を受けてレーベルの共同創始者であるリー・リッカードの辞任に加え、レーベルの共同創始者であるショーン・ボアマンは「暫定的」なポジションに移行し、暫定の社長にジェッサ・ザパー・グレイが就任することが発表されていた。
今回、ジェッサ・ザパー・グレイが暫定の社長をもう続けないことを選択したことを受けて、バーガー・レコーズは代わりに閉鎖されることが発表されている。
「この立場を引き継ぐことを頼まれた時、私が受け入れる決定をしたら反発があることは予想していました。しかし、バーガー・レコーズやインディ・ミュージック・シーンの中で現実に影響を及ぼし、前向きな変化を続けていくことはそのリスクの価値があると思っていたのです」と彼女は述べている。
バーガー・レコーズのツイッター、フェイスブック、インスタグラムはすべて閉鎖されている。
この件についてはザ・グラウラーズ、スイマーズ、ザ・バタートーンズ、コスモノーツ、ザ・フライツといったバンドのメンバーらが性的不品行で告発されていた。
7月18日に告発を受けてバーガー・レコーズは最初の声明を発表していた。「バーガー・レコーズのアーティストが未成年とのセックスや力関係の不均衡に基づく交際、未成年からのポルノの誘惑に手を染めたことに私たちの関心は向けられています」と述べ、「こうしたことについては長年の妥協なき対応」を取っていくと述べていた。
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