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レディ・アンテベラムはバンド名をレディ・Aに変更することを発表している。
ナッシュヴィルを拠点とするレディ・アンテベラムはバンドにとって初となる写真撮影で訪れたアンテベラム・アーキテクチャーの家からその名がとられている。
しかし、アンテベラムという言葉は奴隷制と関連を持っており、文字通りの意味は「戦前」を意味するものの1861年の南北戦争前の奴隷制が合法で日常の一部となっていた時代を指す言葉として使われてきた。
インスタグラムに投稿したメッセージでバンドは昔の名前を長い間使ってきたことを謝罪し、レディ・Aに名前を変更することを発表している。「バンドとして私たちの音楽が避難所になればと努力してきました……すべての人にとってのです」
「ここ数週間でこれまで以上のことを私たちは目にし、耳にしてきました。信念によって心は揺り動かされ、私たちの目は黒人の人々がずっと直面し、今なお直面している不公平や不平等、偏見に開かれることになりました。今回、存在することも分かっていなかった盲点が明らかになったのです」
「個人的に考えたり、バンドで話し合ったり、近い黒人の友人や仲間と正直な会話を持った上で」バンドは名前を変更することを決断したという。レディ・Aは「ほぼ最初」からファンが呼んでいたニックネームとなっている。
「この言葉が奴隷制も含めた南北戦争以前の時期を指すという関連性を考慮してこなかったことを後悔していますし、恥ずかしいと思っています」とバンドは説明している。「これが原因で傷ついた人、安全ではない、無価値だなどと感じた人に深くお詫びします。痛みを引き起こすのは私たちの本心ではありませんが、そうしてしまった事実は変えられるものではありません」
バンドは今後も「個人や団体としての影響を鑑み、反人種差別を実践するために必要な変化をしていく」としており、慈善団体のレディーエイドを通してイコール・ジャスティス・イニシアチヴに寄付を行うことを発表している。
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