スリップノットのショーン・“クラウン”・クラハンはバンドがマスクを止めることはない理由を説明している。
ショーン・クラハンはスリップノットのブランドと同義をなすマスクを止めてしまったら「安っぽく」「裏切った」ように感じるだろうと語っている。
「フレッド・ミニック・ショウ」に出演したショーン・クラハンは自分たちのアートを「諦める」ようなことはしないと述べている。「自分にとってこれは純粋な宗教なんだ」とマスクを被ることについて語っている。
「これは俺の人生なんだ。面倒くさいとか、ストレスだとか、もう被りたくないとか、そんなことで私物化したりはできないんだ。最初からやっていることに対して契約を結んだのであり、他の考えがあったことがないね」
彼は次のように続けている。「他の考え方で見られないというかね。(そんなことしたら)安っぽく感じるはずだよ。裏切った感じだよね。それが違いだと思う。俺たちが生み出したアートや夢において、これは生きがいなんだ。俺たちは本当に本当に厳格なんだ。最後までやり通すことを諦めるようなことはしないよ」
「いつもみんな訊いてくるんだ。『マスクは外すことになるの?』ってね」と彼は語っている。「俺が言うのは『なんでそんなことしなくちゃいけないんだ』ってことでね。単純に行為として訊いているんだろうけどさ。他のアーティストの仮説があるから、そんなことを訊いてくるんだろうけど、そんな下調べに当てはまらないんだよ。俺はスリップノットというバンドのクラウンだ。俺たちはお前らとは違う。お前らの仮説には当てはまらないんだ」
マスクについてはシンガーのコリィ・テイラーもマスクを外すことは考えられないと2019年のインタヴューで語っている。
「俺たちのアートの相当な部分を占めるんだ」と彼は語っている。「アルバムごとにマスクを変えているのもその理由のうちだよね。キッスは同じメイクを使って進化することがないけど、俺たちはアルバムごとにマスクだけでなく、衣装も変えているんだ。衣装でどのアルバムかを言えるわけでね。そうしたことがスリップノットを現在進行系にし、音楽を活気のあるものにし、ライヴを他にないものにし、停滞することがないようにしているんだと思う。だから、ないよ。マスクを外すことは考えられないね」
スリップノットは3月にノットフェスを日本で開催する予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックによって延期されており、2021年1月に開催される予定となっている。
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