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あなたの1日の貴重な20分を割いて、ぜひノエル・ギャラガーの最新インタヴューを読んでほしい。

今月の米『エスクァイア』誌のアレックス・ビルメスによる特集記事の中で、おしゃべりな48歳が言及した人物の数はかつてないほどだ。レディオヘッドに、『ガーディアン』紙、ワン・ダイレクション、マドンナ、リアム・ギャラガー、地元の教会の神父、リンジー・バッキンガム、ジミー・ペイジ、そして最近の新鋭のバンドなど多くを語ってくれた。

しかし、何よりも注目すべきは、これがここ数年で初めてノエル・ギャラガーという人物にスポットライトを当てた記事だということだ。幼少期から、1980年代に失業手当を受けて生活をして問題を起こしていたこと、オアシスの結成から解散、そして彼の世代の中でも名声に飢え、自信に満ち溢れながらも刺激を求めて、あらゆる事柄について話している。「これは楽しいね」とノエル・ギャラガーはインタヴューについて言及している。「1日中やってられるよ。ハマりそうだ」

ここでは、記事に掲載されている見どころを5つ紹介しよう。

1. 生まれ育ったマンチェスターはマジでゴミ溜めみたいな場所だった

ノエル・ギャラガーは1967年生まれで、彼が産まれる数日前にはザ・ビートルズが『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』をリリースしている。しかし、彼の地元の町には愛も平和もなかった。

「俺はマンチェスターのロングサイトっていう荒れた町で生まれたんだ。1970年代になると、通りを壊して当時流行ってたアズダっていうスーパーが作られた。それで、俺たちはバーナッジっていう、当時は緑が多かった郊外に住むことになったんだよ。でも、1980年代になるとそこも廃れ始めたんだ。昔はレノルドっていうチェーン会社があって、船のイカリとかデカいものを作ってたよ。でも、その会社がなくなってから、あのエリアも終わった。みんな無職さ。今じゃなにもない。ほとんどの店も板張りで閉まってるよ」

「母親はそこの11人のうちの1人だ。11人のうち、7人がアイルランドからマンチェスターへ移住してきて、あの狭い地域に集まって、誰も出て行っていない。4カ月前くらいに、母親の家の外で誰かが顔面を銃で撃たれるっていう事件があった。なのに、母親は無関心なんだ。あの場所が気に入ってるんだろうね」


2. ノエル・ギャラガーの辛口コメントはまだまだ健在

出世意識の強いバンドについて:「俺はグチグチ言うロック・スターが大嫌いだ。それにポップ・スターも嫌いだ。なんていうか……あいつらは取るに足らないって言えばわかるかな?『インスタグラムにアップした自撮りが47億の『いいね!』をゲットした』とかホザいてるんだ。そんな奴らはとっとと消えて、ヤクでラリってろよ。オアシスのメンバーは名声を無駄にしなかった。俺もリアムもだ。富や悪評とか、そういったものすべてを俺たちのバンドは無駄にしていない」

ロマンスについて:「もし自分が(妻のサラへ贈る)花束を持って道を歩いていたとしたら、一瞬頭をクリアにしてからその花束を持ってガレージに向かう。そして、『これとチョコバーを交換してくれ』って言うよ」

英『ガーディアン』紙について:「みんなは『ガーディアン』を喜ばせようとしてるが、それは間違ってる。あそこのレヴューを生きがいにしている人も知ってる。前に誰かに新しいアルバムの調子はどうかって聞いたことがあるんだ。そしたらそいつは『好調さ。でも悪いレヴューが1つあってね』っていうから、そんなの関係ないって思ったよ。たった1個だぜ? 参ったよ。じゃあ、俺のが2つ目になるな」

レディオヘッドについて:「思うんだけど、もしもトム・ヨークが電球の中にクソを入れて、それを空のビール瓶みたいに吹き始めたら、きっと『モジョ』誌で9/10点を獲得できると思うよ」

フォールズとホット・チップについて:「フォールズの曲を12年間も聴き続けるなんてマジで言わないでくれよ。ホット・チップに22年後に再結成を懇願するバカ野郎なんているのか? 勘弁してくれよ」

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3. セレブの子どもたちのイカれぶりを知った上で実の息子たちのためのプランを計画

「殺人とは関わりを持たせない。妻のサラのほうがルールに関してうるさいんだ。俺なんて子どもには朝食にアイスクリーム、昼食にリコリスを出して、1日中テレビを見せてしまうけどね。なぜなら、俺は家にいることが少なくて、たまにしか帰ってこれないのに、頭ごなしに叱るんだ。子どもからしたら、『コイツ誰?』って思ってるだろうね。だから、子どもにこう言ってるんだ。『お前たちはラッキーなんだぞ』ってね」

「娘は結婚がうまくいかなかったんだが、今はテレビ業界で働いてて、仕事に没頭してるよ。俺は音楽に恵まれていて、自分の好きなことを理解して夢中になった。もし二人の息子(8歳のドノヴァンと5歳のサニー)がそういうものを見つけたら、アドバイスをして導くのは俺の仕事だ。でも、あまり考えすぎないようにしている。もしかしたら息子たちは俺と仕事をするかもしれない。ドノヴァンがツアー・マネージャー、サニーが警備主任になる可能性だってある。それも悪くない」

「出世したロック・スターの子どもの数なんて片方の手で数えられる程度しかいない。おそらくそうだろう。でも、もし俺の子どもたちが夢中になれるものが生涯なかったとしても、俺は臨終前にこう言うだろうね。『やるじゃねぇか』」


4. 90年代、ノエルと有名人の仲間たちは夜のバカ騒ぎでパパラッチを回避するために新手の方法を使っていた

「俺の家の外には毎晩30~40人のガキが寝てたんだ。そしたら町がベンチを2台設置して、それを壁に固定してくれたんだ。それとプリムローズ・ヒルの通りの脇にゴミ箱も置いてくれた。近所の住人は怒り狂ってたな。俺たちはスーパーモデルとかいろいろな人たちとパーティーをしていた。『タバコが切れた。誰が買いに行く?』『マジかよ。マスコミが外にいるぞ』って時に、外にいるガキに言うんだ。『頼みがある。テスコに行ってベンソン&ヘッジスを400箱買ってきてくれないか』って」

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5. オアシスの再結成? 近いうちにはないね。理由はこうだ

「再結成したすべてのバンド、君の言う再結成バンドのフリートウッド・マックやレッド・ツェッペリンにしても、そのなかに俺ぐらいすげえ輝いている奴がいたか。フリートウッド・マックを脱退したギタリストは誰だっけ? リンジー・バッキンガムか。その後、あいつが大成功を収めたところなんて俺は覚えてないけどね。ジミー・ペイジ? これは議論が必要だな。素晴らしいギタリストだけど、ジミー・ペイジがソロ・アルバムを何枚作ったのか、俺は知らないけどね」

「もしオアシスが再結成することになったとしても、これまで以上に大きくなれないと思うけどね。ウェンブリー3公演が売り切れになるような地位はないと思うけどね。だって、すでにあそこでは7回もやったわけでさ。ザ・ストーン・ローゼズはそんなバカデカいライヴをやったことなかったんだよ。だから、彼らが再結成したら、これまでよりも大きいとこでやるわけでさ。それが正しいよな」

「10年後、朝起きて、『あのさー、再結成したいと思うんだけど』とか言ったとしても、保証するけど、リアムは腹いせで『俺はやだな。乗り気がしねえな』って言うよ。そういうくだらねえことが起こるんだよ。とにかく言えるのは、5年先まで予定が埋まってるってことで。だから、あと5年はないだろうな。今後、どんな境遇になるかなんて誰も分からないけどさ。でもさ、まちがいなく、その兆しさえないね。兆しさえね」

インタヴューの全文(英文)はこちらから。

http://noel-gallagher.esquire.co.uk/

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