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映像作家にしてフォトグラファーのアンドリュー・ベネットの新しい著書によれば、エディ・ヴァン・ヘイレンはかつて不運名ジャム・セッションの後、リンプ・ビズキットのフレッド・ダーストの頭に銃を突きつけたという。

アンドリュー・ベネットは新たなコーヒー・テーブル・フォト・ブック『イラプション・イン・ザ・キャニオン:212デイズ・アンド・ナイツ・ウィズ・ザ・ジーニアス・オブ・エディ・ヴァン・ヘイレン』を刊行しており、2004年から2007年の間にバンドを撮影してきた時の写真と逸話が掲載されている。

「アルティメット・クラシック・ロック」によれば、ウェス・ボーランドがリンプ・ビズキットを脱退してギタリストを探している時にフレッド・ダーストとエディ・ヴァン・ヘイレンはお互いに知り合うことになったという。

レーベルの重役が一緒にやってみることを提案したところ、フレッド・ダーストは次のように応じたとアンドリュー・ベネットは述べている。「爆笑だよな。過去最高のギタリストが過去最悪のバンドとやるなんてね」しかし、エディ・ヴァン・ヘイレンは「どうでもいい。ジャムをやってみよう」と語ったという。

アンドリュー・ベネットによれば、セッションはビヴァリー・ヒルズにある1件の家で行われたとのことだが、エディ・ヴァン・ヘイレンはフレッド・ダーストがマリファナを吸っているのが気に入らなかったらしく、ギターもアンプも置き去りのまま立ち去ったとのことで「幼稚園児の中に学者がいるようだった」という。

翌日、機材を回収しようと24時間にわたってフレッド・ダーストと連絡が取れなかったことを受けて、エディ・ヴァン・ヘイレンは自らの手で対応することを決め、軍のオークションで購入した装甲車でフレッド・ダーストの自宅に向かっている。

「シャツも来ておらず、侍風に髪を結って、ジーンズは紐で止められ、コンバット・ブーツはダクト・テープで止められていた。その手には銃があったんだ」とアンドリュー・ベネットは述べている。

「あのバカがドアで応対してきたからさ」とアンドリュー・ベネットはエディ・ヴァン・ヘイレンの発言を著書で紹介している。「あいつのくだらねえ赤い帽子に銃を突きつけて『俺の機材はどこにあるんだ? このクソ野郎』ってね。あいつは雇っている奴のほうを向いて、機材を持ってくるよう叫んでいたよ」

「エディ・ヴァン・ヘイレンは降り注ぐ日差しの中、フレッド・ダーストに銃を向けながらビヴァリー・ヒルズにある邸宅の前庭の芝生に立って、タバコを吸っていた。フレッド・ダーストはアンプやギターを運び出すのに装甲車と自宅の間を行ったり来たりしていたよ」

エディ・ヴァン・ヘイレンはアンドリュー・ベネットの作品に対する不満を露わにしており、2018年には作品の所有権をめぐって裁判となっていた。

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