ANDY HUGHES/NME

Photo: ANDY HUGHES/NME

パリ同時多発テロの現場の一つとなったライヴハウスのバタクランのスタッフは、11月13日に118名の犠牲者がその場で命を落として以来、初の声明を発表した。

声明は11月16日の朝にツイッターで発表されている。声明は「私たちの悲しみの深さを表すに足りる言葉が見つかりません」と始まり、「犠牲となった方々、負傷された方々とご家族のためにお祈りいたします」と続いている。

更に、会場に居合わせ、自分の持ち物の回収を希望する人は、警察による現場検証の終了を待つ必要がある旨の説明が記載されている。

声明の全文は次の通り。「私たちの悲しみの深さを表すに足りる言葉が見つかりません。犠牲となった方々、負傷された方々とご家族のためにお祈りいたします。ご自身のお手回り品の回収を希望される方もいらっしゃるかとは思いますが、あいにく現在でも当局の現場検証が進行中です。いつ頃、会場前にお集りいただけるようになるかを引き続きお伝えして参ります。皆様のご支援に心から感謝を申し上げます。胸が一杯になっています」

11月13日のパリにおける一連の襲撃では、少なくとも132人が亡くなり、350人が負傷したと報じられている。最大の被害を出すことになったのは、イーグルス・オブ・デス・メタルのライヴ会場となったバタクランで、118人が銃撃を受けて亡くなっている。

イーグルス・オブ・デス・メタルのマーチャンダイズ販売担当、ニック・アレキサンダーは、今回の襲撃で亡くなった初のイギリス人であることが確認されている。また、マーキュリー・レコードの海外製品担当部長であるトーマス・アヤドと『レザンロック』誌のレポーターのウィリアム・B・ドゥシャルフが亡くなったことも明らかになっている。

パリに友人を持つミュージシャンや過去にバタクランで公演を行ったミュージシャンなど、世界中のミュージシャンがテロへの恐怖とともに事件への反応を示している。テイラー・スウィフト、ファレル・ウィリアムス、ジャスティン・ビーバー、ジャレッド・レト、AC/DC、サム・スミス、スヌープ・ドッグ、ジャスティン・ティンバーレイクらがメッセージを寄せている。

U2フー・ファイターズは今回の同時多発テロを受けてパリでの公演と、ヨーロッパでの残りの公演をキャンセルしている。

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