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ギャング・オブ・フォーは新たなEPの詳細を発表し、“The Dying Rays (2020)”の音源が公開されている。

2月26日にリリースされる『ディス・ヘヴン・ギヴズ・ミー・マイグレイン』は今月亡くなったアンディ・ギルが生前に取り組んでいたもので、これまでのギャング・オブ・フォーの楽曲を再レコーディングしたものとなっている。

「病院からアンディ・ギルはリリースを楽しみにしていた音楽のミックスについて最後の修正を行っていました」とアンディ・ギルの妻であるキャサリン・メイヤーは説明している。「彼の死後、彼のヴィジョンを成就させるためバンドと取り組んできました。私たちがした唯一の変更は、アンディが語っている2つの短い音源をEPに収録したことです。両方とも別々の意味でアンディのエッセンスが感じられるものとなっています」

ギャング・オブ・フォーのシンガーであるジョン・“ジェイラー”・ステリーは次のように続けている。「これらの曲のコレクションはアンディが亡くなる直前にレコーディングされたもので、これらを出すのは彼の意志を受けてなんだ。昨年後半にツアーでやっていたものを表現したかったんだよ。この3曲はロンドンのアンディの自宅でレコーディングされたもので、こっそりと覗き見るような親密さがこのEPにはあるんだ。選ばれた曲からもアンディのスポークン・ワードからもね」

“The Dying Rays (2020)”のオリジナルは2015年発表のアルバム『ホワット・ハプンズ・ネクスト』に収録されており、元々はハーバート・グローネマイヤーが歌っていたが、今回はジョン・“ジェイラー”・ステリーが歌っている。

ジョン・“ジェイラー”・ステリーは“The Dying Rays (2020)”について次のように語っている。「“The Dying Rays (2020)”は美しい曲で、ギャング・オブ・フォーについてみんなが考えるものを混乱させる曲だよね。それこそがギャング・オブ・フォーだと自分は思うんだけどね。歌詞もすごく真っ当なものになっていると思うよ」

EPは冒頭と最後にアンディ・ギルのスポークン・ワードが収録されており、ギャング・オブ・フォーの過去の楽曲を再レコーディングした“Natural’s Not In It”と“Toreador”も収録される。

EPのトラックリストは以下の通り。

01 Anthrax (Andy speaks)
02 The Dying Rays (2020)
03 Natural’s Not In It
04 Toreador
05 Purple in Nature (Andy speaks)

アンディ・ギルロンドン中央の病院で2月1日に亡くなっている。享年64歳だった。「我々の偉大なる友人にして最高指導者が亡くなった」とバンドは当時、声明で述べている。

訃報を受けてレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーは1984年発表のデビュー・アルバムをプロデュースしたアンディ・ギルに追悼の意を表している。

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