テーム・インパラのケヴィン・パーカーは2019年にヘッドライナーとして出演したコーチェラ・フェスティバルのステージで稼ぐことができなかったことを明かしている。
テーム・インパラは昨年、内定が報じられていたジャスティン・ティンバーレイクのキャンセルを受けてコーチェラ・フェスティバルでヘッドライナーを務めている。
ケヴィン・パーカーは『ザ・タイムズ』紙に出演したことはバンドにとって成功だったとした上で次のように語っている。「(コーチェラ・フェスティバルは)フェスティバルとしての側面とプロモーションとしての側面が同じくらいの割合であるんだ。僕らはなりふり構わず大金をつぎ込んで、クリエイティヴ・ディレクターも雇ったんだ。うまくやれたと思っているよ。お金はまったく稼げなかったけどね」
また、ケヴィン・パーカーはグラストンベリー・フェスティバルにも賛辞を寄せており、自身のお気に入りのフェスティバルだと語っている。
「理想郷だよね」とケヴィン・パーカーはグラストンベリー・フェスティバルについて語っている。「あそこ以上にすべてを受け入れてくれるような雰囲気が漂っている場所には他に行ったことがないよ。たとえ、ハイになっていなかったとしてもね」
「親たちがベビーカーを押しながら、子供たちは嬉しそうにぬかるんだ道を歩いているんだからね。誰もが歓迎されているんだ。それって、すべてのフェスティバルに当てはまることではないんだよ」
先日、ケヴィン・パーカーはバンドの大ヒット曲である“The Less I Know The Better”をプロデューサーのマーク・ロンソンに渡す寸前だった逸話を明かしている。
2015年にリリースされたアルバム『カレンツ』に収録されている“The Less I Know The Better”はスポティファイでこれまでに4億5300万回以上再生されており、これはテーム・インパラの他のいかなる楽曲の再生回数も上回る数字となっている。
「マーク・ロンソンのアルバムのために彼にあげたんだけど、取り戻すことにしたんだ。自分用に使いたいと思って、彼に返してもらったんだよ」とケヴィン・パーカーは語っている。
「彼と一緒にアメリカで何日かレコーディングしていた時だったんだけどね。『オーケー。彼に返してくれるように頼もう』って思いながら、勇気を振り絞って彼に伝えると、『ああ、いいよ。この曲は君のほうが合うんじゃないかって言おうと思っていんたんだ。君のハード・ドライヴから曲を盗んだような気分だったんだよ!』って言ってくれてね。彼も同じことを考えていたんだ」
テーム・インパラは2月14日にニュー・アルバム『ザ・スロー・ラッシュ』をリリースすることが決定しているほか、5月にロンドンで開催されるオール・ポインツ・イーストでヘッドライナーを務めることも発表されている。
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