エミネムはソーシャル・メディアで流行している「ドリー・パートン・チャレンジ」の画像を投稿したことで、同性愛者のための出会い系アプリである「グラインダー」の公式ツイッター・アカウントが反応を示している。
「ドリー・パートン・チャレンジ」は、ドリー・パートンがリンクトイン、フェイスブック、インスタグラム、出会い系アプリのティンダーの4つのソーシャル・メディアそれぞれに適したプロフィール画像を投稿したことに端を発して世界的に流行しているもので、今回、エミネムも一連のプロフィール画像を投稿している。
エミネムは4枚のプロフィール写真を組み合わせた画像をソーシャル・メディアに投稿しており、リンクトイン、フェイスブック、インスタグラム用の写真と合わせて、ティンダーの代わりにグラインダーというキャプションをつけてヌードの写真を投稿している。
エミネムは歌詞の中で度々、同性愛者を揶揄する言葉を使ってきたことで知られており、彼が投稿した写真には批判も寄せられることとなっている。
「あなたはオカマという呼び方を使っているんだ。この投稿は消してほしい」とあるユーザーはツイートしているほか、別のユーザーは次のように述べている。「同性愛者が大嫌いじゃなかったっけ?」
You call people faggots. Delete this
— God is a Bottom (@DamagedBttm) January 24, 2020
グラインダーの公式アカウントも間もなくしてこの投稿に反応を示しており、一言次のようにツイートしている。「誰だ?」
— Grindr (@Grindr) January 24, 2020
エミネムは1月17日に最新作『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』をサプライズでリリースして以来、様々な批判が寄せられることとなっている。
エミネムは同作に収録されている“Unaccommodating”で、22人が亡くなったアリアナ・グランデのマンチェスター・アリーナ公演を襲った自爆テロに言及しており、マンチェスター市長のアンディ・バーナムやテロ事件の犠牲者の父親らから批判が寄せられている。
また、エミネムは同作のリリース日がマック・ミラーの死後初となるアルバム『サークルズ』のリリース日と同日だったことでマック・ミラーのファンからも批判されているほか、スコットランド出身のラッパーである本名をダレン・スチュワートというジーは同作について、エミネムが自身からアルバムのコンセプトを盗んだのではないかと主張している。
That new @Eminem got some fire on it.I got a track w @Brainsmcloud called MUSIC TO BE MURDERED BY sampling the Hitchcock vinyl before @Eminem..Exactly 5 years previously to THE DAY.January 17th 2015.. That alone is a 1 in 365 chance.. #MusicToBeMurderedBy https://t.co/oSU2KdyFGI pic.twitter.com/xBb2bQacZV
— Darren Stewart (@Zee_Dungeonous) January 20, 2020
その後、エミネムは最新作に寄せられている批判に長文の投稿で言及して、次のように述べている。「このアルバムは生真面目な人たちのために作ったものじゃありません。忌々しい殺人の悲鳴に憤りを感じたり、動揺してしまいやすい人には、このアルバムは合わないかもしれません」
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