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ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュは10年以上ぶりとなる待望のニュー・アルバムについて音楽業界におけるアルバムのリリースのされ方が変化したためにリリースが遅れていると語っている。

スラッシュは現地時間1月18日から19日にかけてカリフォルニア州で開催されたNAMMショウで音楽サイト「ギター.com」のインタヴューに応じて、バンドのニュー・アルバムについて「動いているもの」はあるとしながらも、「具体的なものは何もない」として「何よりも、今の業界の体質が原因だよ」と語っている

インタヴュアーからガンズ・アンド・ローゼズが現時点での最新作となるアルバム 『チャイニーズ・デモクラシー』をリリースした2008年当時からアルバムのリリース手法が変わったことを指摘されると、スラッシュは次のように応じている。「その通りだよ! 『アルバムを作って、オールド・スクールでやろう』って言う人たちもいれば、一部の人たちは、『もはやアルバムを買う意味が分からないよ』っていうことを言っているわけでさ」

彼は次のように続けている。「つまり、『これをどうしたい?』っていうことなんだ。楽曲はあるし、レコーディングもしていて、やるべきことはやっているけど、俺たちはそれをどうすればいいかが分からないんだよ」

スラッシュのコメントは以前、ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるリチャード・フォータスがバンドとして何曲かの新曲を完成させたとして、今はライヴでどのように披露するかを検討している段階だと語ったことに続くものとなっている。

リチャード・フォータスは米『フォーブス』誌に次のように語っている。「新曲を持ち込むのは大好きなんだ。俺たちはずっとリハーサルで曲をやっていてね。公演に組み込むかは全員が納得できるできるかどうかにかかっているんだけどさ。今年のうちに新曲を出すことができたらと思うよ」

スラッシュは以前、ガンズ・アンド・ローゼズとしてフル・アルバムをリリースする計画があると語っている一方で、具体的な日程については明らかになっていない。

ガンズ・アンド・ローゼズの新作はバンドにとって、制作に14年を要した『チャイニーズ・デモクラシー』以来となる。スラッシュと、同じく結成メンバーでベーシストのダフ・マッケイガンはそれぞれ1996年と1997年に一度バンドを脱退している。

スラッシュが最後に参加したガンズ・アンド・ローゼズの作品は1993年発表のカヴァー・アルバム『スパゲッティ・インシデント』となっている。スラッシュとダフ・マッケイガンの脱退以来、オリジナル・メンバーとしてはアクセル・ローズが残っているのみとなっていたガンズ・アンド・ローゼズだったが、2人は2016年にバンドに再加入している。

一方、ガンズ・アンド・ローゼズは今夏にロンドンでの2公演を含むヨーロッパ・ツアーに乗り出すことが決定している。

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