リンキン・パークのチェスター・ベニントンがかつて在籍していたバンドであるグレイ・デイズは彼に捧げるニュー・アルバムより彼が参加した未公開楽曲“What’s In The Eye”が公開されている。
チェスター・ベニントンの元妻であるタリンダ・ベニントンは12月にグレイ・デイズについて生前、チェスター・ベニントンを迎えて再結成しようとしており、2017年の亡くなった時には音源の再レコーディングの最中であったことを明かしている。
現時点でタイトルの明かされていないこのアルバムはその後、チェスター・ベニントンのバンドメイトや友人、家族を初めとした多くのコラボレーターらの手によって完成しており、今回、同作からの最初のシングルとなる、元々は1993年と1996年にレコーディングされた楽曲だという“What’s In The Eye”の音源が公開されている。
チェスター・ベニントンとドラマーのショーン・ダウデルの共作となっている同曲は、交通事故で友人を失ってしまったなかで書かれた楽曲で、当時17歳だったチェスター・ベニントンのヴォーカルが収録されている。
グレイ・デイズはプロデューサーにブッシュのクリス・トレイナー、カイル・ホフマン、ジェイ・バウムガードナーを迎えて“What’s In The Eye”をリワークしている。
今回、“What’s In The Eye”は見開いた瞳にライヴ映像やアニメーションが映し出されるローファイなミュージック・ビデオと共に公開されている。
“What’s In The Eye”はこちらから。
タリンダ・ベニントンは先月、ツイッターでグレイ・デイズのプロジェクトについて次のように述べている。「グレイ・デイズのニュー・アルバムをリリースすることで、私の夫が始動した場所に光を当て、ファンの方々がこの素晴らしい音楽を通じて彼の芸術をさらに理解し、彼の旅路の全体像を見てもらえることを願っています」
ショーン・ダウデルは先日、リリースを控えたチェスター・ベニントンに捧げる作品について、彼も「とても誇りに思ってくれるはず」だと語っている。
「このアルバムの歌詞は深みがあるものになっているよ」とショーン・ダウデルは語っている。「チェスターはすべての言葉を、そこに備わったあらゆる感情を信じているかのように歌っているんだ」
アルバムは今春にロマ・ヴィスタ・レコーディングスからリリースされることが見込まれているものの、正式なリリース日については現時点で発表されていない。
チェスター・ベニントンはリンキン・パークに加入する以前、1990年代初頭からグレイ・デイズのメンバーとして活動していた。グレイ・デイズは1994年発表の『ウェイク・ミー』と1997年発表の『…ノー・サン・トゥデイ』の2枚のアルバムをリリースしている。
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