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グラミー賞は2020年の授賞式の2日後となる現地時間1月28日に豪華アーティストが出演するプリンスのトリビュート・コンサートを開催することを発表している。

「レッツ・ゴー・クレイジー:ザ・グラミー・サリュート・トゥ・プリンス」と銘打たれたコンサートにはフー・ファイターズやセイント・ヴィンセント、ベック、アッシャー、アリシア・キーズ、コールドプレイのクリス・マーティン、メイヴィス・ステイプルズらが出演することが発表されている。

プリンスの長年にわたるコラボレーターであるシーラ・Eもバンドと共に出演することが決定しており、ほとんどのパフォーマンスでサポート・バンドを務めるという。また、シーラ・Eはジミー・ジャムとテリー・ルイスと共に音楽監督を務めることも発表されている。

シーラ・Eは米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「今回のことを多くの理由で名誉に思っており、親愛なる友人の生涯を祝福できることや、音楽監督として参加できることを光栄に感じています」

トリビュート・コンサートには他に、コモンやH.E.R.、ジョン・レジェンド、ゲイリー・クラーク・ジュニア、フアネス、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、プリンスのバンドであるザ・レヴォリューションらが出演することが決定している。

「プリンス。ザ・パープル・ワン。ヒズ・ロイヤル・バッドネス。その呼び名は何であれ、彼は紛れもなく史上最も偉大な音楽の名手の1人です」とグラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーで会長を務めるデボラ・デューガンは声明で述べている。「その反体制的なアティテュードと生来の卓越さをもって、彼は音楽のジャンルを股にかけ、多くのキャラクターが詰め込まれた目の覚めるような音楽を生み出しました。彼は今も世界中のアーティストやファンに影響を与えるアイコンであり続けており、彼の遺産にトリビュートを捧げられることを私たちはとても名誉に感じています」

コンサートの開催には少なからず懸念があったようで、グラミー賞のプロデューサーであるケン・エーリッヒはプリンスのような「個性的でユニークで象徴的」なアーティストを他のアーティストにカヴァーさせることには抵抗があったことを認めた上で、今回の参加者について「彼が成し遂げたことに忠実に、敬意を持って無駄にしない」よう取り組んでくれるはずだと述べている。

一方、プリンスは1984年公開の映画『パープル・レイン』がアメリカ議会図書館の登録に追加されることが決定している。

アルバムと同名の名曲から生まれたミュージカル映画となる『パープル・レイン』は国立フィルム保存活動の対象となることが決定している。

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