Tim Mosenfelder

Photo: Tim Mosenfelder

ジェイムス・ブレイクは新曲に対する見通しについて語り、「実験的な部分と従来のソングライター的な部分が」合わさったものになると語っている。

新たなインタヴューでジェイムス・ブレイクは現在敢行中のソロ・ピアノ・コンサートやグラミー賞へのノミネート、そして新曲の見通しについて語っている。

「僕は最も自由な無意識の領域に飛び込もうとしていてね」と彼は語っている。「タフな20代を過ごしたことで、そうしたことが楽になったと思っているんだ」

「僕は今31歳だけど、混乱した最もひどいところや頭を悩ますたくさんのことを経験してきたと感じていてね。それで、曲を作ったりパフォーマンスしたりすることは楽になって、ありのままの自分でいられるのが心地良いと感じているんだ」

ジェイムス・ブレイクは『ヴァラエティ』誌によるインタヴューの中で2013年発表の“Retrograde”をリリースした後、「ああした瞬間を生み出す曲を書く」ことが難しかったことに気づいたと述べている。

彼は次のように続けている。「今回、僕は自分のもっと実験的な側面を受け入れているんだ。変拍子だったり、もっと流動的なものだったりね。ヒット曲がないアーティストの奥底にはヒット曲を作らなきゃというプレッシャーがあると思うんだけど、そうしたものがあると、(ヒット曲を生む)フレイムワークに曲を合わせていこうとするプレッシャーをもたらすんだ」

「そうした気持ちと随分と闘うことになって、落ち着いてくると、柔軟に考えられるようになって、かつてやっていたようにできるようになったんだ。ロサンゼルスという成功を追い求める街に暮らしているわけだけど、自分の願望やモチベーションについては純粋なままにしておこうとしているんだよ。だから、最近は『いや、出したい時に僕は出すよ』という感じでね。それは素晴らしいよね」

ジェイムス・ブレイクは最新ツアーの2日目となる公演でビリー・アイリッシュの“when the party’s over”をカヴァーしている。

ジェイムス・ブレイクの最新作は2019年1月にリリースされた『アシューム・フォーム』となっており、今年4月にはボーナストラックとして“Mulholland”も公開されている。

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