U2は12月15日に行われたインド公演で『スラムドッグ$ミリオネア』で知られるA.R.ラフマーンと初共演を果たしている。
U2はムンバイのDYパティル・スタジアムで「ヨシュア・トゥリー・ツアー」の最終公演を行っており、“Ahimsa”の演奏の際、A.R.ラフマーンが加わり、彼の娘であるカティージャ・ラフマーンとカティージャ・ラフマーン、シンガーソングライターのリアンジャリ・ボーミックも出演している。
このパフォーマンスについてA.R.ラフマーンは次のように語っている。「ムンバイ公演でU2とステージに立てたことは、偉大なるマハトマ・ガンジーと彼の信念である“アヒンサー” を祝福することを意味していました。世の中の不正に立ち向かい、女性のエンパワーメントのため、世界の良心に訴えるU2 の姿勢が私たちに与えた感銘は深く大きなものです。“アヒンサー”でのU2とのコラボレーションは、ガンジー生誕150周年という、祝うべき記念の年に実現しました。今こそ、アヒンサーのメッセージは世界のあらゆる地のあらゆる人々に届けられるべきです」
「私の二人の娘、カティージャとラヒーマにとっては、これがロックコンサートでの初パフォーマンスとなりました。コンサートにいらした皆さんに、パフォーマンスを楽しんでいただけたことを祈ります」
U2は2017年から2019年で66公演を行って約300万人を動員しており、ツアーはヨーロッパ、南北アメリカ、メキシコ、ニュージーランド、オーストラリア、日本、インド、シンガポール、韓国、フィリピンで公演が行われている。
A.R.ラフマーンは“Ahimsa”についてタイトルの通り「非暴力」をテーマとしていると語っている。
「アヒンサー(非暴力)の概念には勇気と強さが必要です。兵器や武力に屈することない揺るがぬ資質。この現代社会を修復し、癒すのに最も必要な人としての使命。ずっとそれを訴えてきたU2と今、このタイミングでコラボレートできることは、非暴力運動復活のためにも素晴らしい意味があるのです」
U2については初のインド公演を記念して、インド人アーティスト/プロデューサーがU2の過去の名曲を大胆にリミックスした4曲入りのEP『The Eternal Remix』も配信でリリースされている。
EPはこちらから。
https://umj.lnk.to/U2_India_Remix
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