ヴァン・ヘイレンのベーシストであるウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはヴァン・ヘイレンのことを知らないと言ったビリー・アイリッシュを擁護している。
現在17歳のビリー・アイリッシュは先週、アメリカのテレビ番組「ジミー・ キンメル・ライヴ」に出演した際に司会のジミー・ キンメルが17歳だった1984年当時についてのクイズに答えたことをきっかけに議論に巻き込まれることとなっている。
彼女は当時人気だったコンテンツに関する一連の質問の中でマドンナのことは知っていると答えた一方で、ヴァン・ヘイレンについて知っているかと訊かれて「誰?」と答えている。
その後、当該の発言をきっかけにオンラインで理不尽とも言える批判にさらされることとなったビリー・アイリッシュだが、今回、エディ・ヴァン・ヘイレンの息子で、バンドのベーシストを務めるウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは彼女を擁護する姿勢を示している。
If you haven’t heard of @billieeilish, go check her out. She’s cool. If you haven’t heard of @VanHalen, go check them out. They’re cool too.
Music is supposed to bring us together, not divide us. Listen to what you want and don’t shame others for not knowing what you like.
— Wolf Van Halen (@WolfVanHalen) December 2, 2019
ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは次のようにツイートしている。「もしビリー・アイリッシュを聴いたことがないなら、彼女をチェックしてみてくれ。彼女はクールだよ。もしヴァン・ヘイレンを聴いたことがないなら、彼らもチェックしてみてくれ。彼らもクールだからね」
彼は次のように続けている。「音楽は僕らを1つにするためにある。分断させるためのものじゃない。好きなものを聴いていいと思うし、自分が好きな音楽を他の人たちが知らなかったところで、その人を侮辱するのは止めてほしい」
ファンの1人はウォルフガング・ヴァン・ヘイレンのツイートに次のように反応を示している。「その通りだよ、ウォルフガング。僕はずっとヴァン・ヘイレンの熱狂的なファンだった。僕はビリー・アイリッシュのことも好きだし、誰かがヴァン・ヘイレンのことを彼女に紹介したら、彼女も彼らのことを気に入ってくれるんじゃないかと思うんだ。バンドのことを知らなかったのは彼女が悪いわけじゃない。みんなおかしいよ」
また、別のユーザーは次のようにツイートしている。「何も恥ずかしいことじゃない。『自分の時代』のものではない音楽を聴くことを奨励したいね、それがどんな意味であれさ。発見すべき音楽は無限にあるわけでね。もし誰かがその音楽を聴いたことがないのであれば、それを教えてあげればいいんだ。音楽は愛なんだよ」
残念ながらビリー・アイリッシュには認知されていなかったヴァン・ヘイレンだが、彼らは1991年にグラミー賞の最優秀ハード・ロック・パフォーマンス・ウィズ・ヴォーカル賞を受賞しているほか、2007年にはロックの殿堂入りを果たしている。
一方、ビリー・アイリッシュはは2020年の第62回グラミー賞で最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀アルバム賞、最優秀新人賞の主要4部門を含む6部門にノミネートされている。
ビリー・アイリッシュは先日、最新シングルである“Everything I Wanted”について制作の初期段階では別のタイトルを付けていたことを明かしている。
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