ノエル・ギャラガーは、オアシスの再結成の可能性について、もし自分が再結成をしたいと思ってもリアム・ギャラガーが腹いせにその提案を断るだろうとして、再結成の可能性をまたもや却下している。
『エスクァイア』誌のインタヴューでノエル・ギャラガーはなぜ自分がバンドを一緒にやっていて、なぜオアシスを脱退したのかについて語っている。「何か達成したいことが残ってると思ってたら、オアシスを脱退しなかっただろうね。あのパリの夜は、車のなかで本当に一瞬で決めたんだ。もうやりつくしてたんだよ。ずっと同じことをやって、よりデカいツアーをやって、金を稼いで、もう一人ドラマーが加入してたかもしれない……とにかく、俺らはすべてやったんだよ」
また、ノエル・ギャラガーは再結成しても、これまでにやってきたことを超えるのは難しいだろうと話している。「もしオアシスが再結成することになったとしても、これまで以上に大きくなれないと思うけどね。ウェンブリー3公演が売り切れになるような地位はないと思うけどね。だって、すでにあそこでは7回もやったわけでさ。ザ・ストーン・ローゼズはそんなバカデカいライヴをやったことなかったんだよ。だから、彼らが再結成したら、これまでよりも大きいとこでやるわけでさ。それが正しいよな」
もし将来、心変わりをしたとしても、弟との関係性が問題として常に残るとしている。「10年後、朝起きて、『あのさー、再結成したいと思うんだけど』とか言ったとしても、保証するけど、リアムは腹いせで『俺はやだな。乗り気がしねえな』って言うよ。そういうくだらねえことが起こるんだよ。とにかく言えるのは、5年先まで予定が埋まってるってことで。だから、あと5年はないだろうな。今後、どんな境遇になるかなんて誰も分からないけどさ。でもさ、まちがいなく、その兆しさえないね。兆しさえね」
ノエル・ギャラガーは再結成した他のバンドについても批判している。「再結成したすべてのバンド、君の言う再結成バンドのフリートウッド・マックやレッド・ツェッペリンにしても、そのなかに俺ぐらいすげえ輝いている奴がいたか。フリートウッド・マックを脱退したギタリストは誰だっけ? リンジー・バッキンガムか。その後、あいつが大成功を収めたところなんて俺は覚えてないけどね。ジミー・ペイジ? これは議論が必要だな。素晴らしいギタリストだけど、ジミー・ペイジがソロ・アルバムを何枚作ったのか、俺は知らないけどね」
オアシスは2009年に解散したが、今年は再結成の可能性についての噂が飛び交っている。
先月、ノエルは主催者が「十分な金を払わない」からグラストンベリー・フェスティバルでの再結成はないだろうと語っている。
また、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーはともに、エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画を制作したチームによるオアシスのドキュメンタリーに参加する予定であることが明らかになっている。
制作会社「オン・ザ・コーナー」のジェイムス・ゲイ・リーと監督のアシフ・カパディアは、大きな成功を収めた映画『エイミー』に続く作品に取りかかっていて、オアシスの初期からの成功をまとめた新たな映画になるという。映画制作サイドはオアシスと未公開のアーカイヴ映像について「これまでにない」 権限を与えられることになったと言われている。
本作品では、アシフ・カパディアがエグゼクティブ・ディレクター、そしてマット・ホワイトクロスが監督を務める。マット・ホワイトクロスは2012年の映画『スパイク・アイランド(原題:Spike Island)』の監督も務めている。
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