ザ・フーのピート・タウンゼントはザ・フーとして長きにわたって活動できているのはロジャー・ダルトリーとの「心からの関係」がその大きな理由だと語っている。
ピート・タウンゼントとロジャー・ダルトリーは1964年の結成当時から共にザ・フーとして活動しており、彼らは通算12作目となるニュー・アルバム『WHO』を12月6日にリリースすることが発表されている。
「僕が今もパフォーマンスを続けているのは、ロジャーとの心からの関係が続き、どんどん進展していっているからだよね」とピート・タウンゼントは英『 ヨークシャー・ポスト』紙に語っている。
「結成した時のことを振り返ると、お互いを嫌い合っていたとは言わないまでも、共通しているところはほとんどなかったんだ。今でも共通しているところはほとんどないけど、お互いのことを心から気にかけているんだよ」
ピート・タウンゼントはお互いを認め合うようになったことがバンドが成功し続ける上で大きな役割を果たしたとして、次のように語っている。
「そういう関係になれたことは驚きだし、僕らにとって嬉しいことだった。想定していなかったことだからね」と彼は語っている。
「お互いにとって居心地のいい存在になれているんだ。彼はこう言ってくれるよ。『君にはギターとペンがある。僕にはこの声がある』ってね。僕らが出会い、歩み寄った結果がパフォーマンスだったんだよ」
先日、ピート・タウンゼントはかつての自身による残念な「ロックンロール」的行為について語っている。
「僕はずっと、ロックンロールに対してかなりスノッブだったんだよね」と彼は語り、ザ・フーのドラマーである故キース・ムーンがかつてホテルの部屋の窓からテレビを投げ捨てた有名な事件に言及しながら次のように続けている。「テレビが窓から投げられた時、僕はキース・ムーンを見てこう言ったんだ。『何て馬鹿なんだ。本当に時間の無駄だよ』とね」
一方、ザ・フーはロック・オペラ『トミー』の新たなバージョンがオリジナル版の上演から25年以上を経て2021年にブロードウェイで上演されることが発表されている。
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