ニール・ヤングは自身のマリファナの使用歴のためにアメリカでの市民権の取得が遅れていることを明かしている。
カナダ国民であるニール・ヤングはアメリカの政治に対しても積極的に発言していることで知られており、二重国籍を取得して来たる選挙戦の投票権を得るために、今週にはアメリカの市民権を取得できる手はずとなっていた。
先日、ニール・ヤングは『ロサンゼルス・タイムズ』紙とのインタヴューで人生のほとんどの時間を過ごしてきたアメリカで投票権を得ることの意義について次のように語っていた。「僕は今もカナダ国民だし、何事も僕をそこから引き離すことはできないわけだけどさ」と彼は語っている。「けど、僕はここ(アメリカ)に住んでいるわけで、税金もここで払っているし、家族もここに住んでいる。彼らは全員アメリカ人なんだよ。そういうわけで、僕も自分の意見を明示したいんだ」
しかし、既に取得に必要な試験を突破しているニール・ヤングは現地時間11月12日に米国市民権を取得する予定だったものの、過去のマリファナの使用歴のために取得が遅れているとして、彼は自身のウェブサイト「ニール・ヤング・アーカイヴス」で次のように述べている。
「二重国籍を取得して投票に参加したいと思っているんだけどね」と投稿は始められている。「この間、アメリカの市民権を申請して、試験には合格しているんだ。いくつもの質問をされるというもので、僕はそれに正直に答え、通過することができた。けど、マリファナの使用歴があるせいで、最近になって試験をもう一つ受けなければいけないと言われてしまったんだ。マリファナを使っている人のなかには問題を抱えている人たちもいるからね」
「問題は、セッションズ司法長官によって2019年4月19日に新たに規定された項目なんだ。USCIS(米国市民権・移民業務局)が次のような方針を発表したんだよ」
「『申請者が特定のマリファナに関連した活動に関与し、それが連邦法に反している場合においては、たとえそれが該当する州や外国の法律に違反してなくとも、道徳的な人格(GMC)が欠けていると判断されます』とね」
彼は次のように続けている。「僕は自分が道徳的な人格を示したことを心から願っているし、(まだ名前のない)ドナルド・J・トランプとその仲間のアメリカ人候補者たちに僕の良心を投票できることを願っているよ」
「今後も情報を伝えていくけど、手続き中はあまりここに来られないことになりそうだね」
先日、ニール・ヤングは1972年発表の名作『ハーヴェスト』を再現するライヴについて多額のオファーを受けたものの断ったことを明かしている。
1972年発表の『ハーヴェスト』はニール・ヤングの最高傑作の一枚と考えられているアルバムで、デヴィッド・クロスビーやスティーヴン・スティルス、リンダ・ロンシュタット、グラハム・ナッシュらが参加している。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.