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エリー・ゴールディングは、メンタルヘルスに関する啓発と自身の祖父が自ら命を絶ったことについての赤裸々なメッセージが公開されている。
エリー・ゴールディングはここ数年「無力感にさいなまれることになった」不安神経症やパニック障害との闘病について積極的に公の場で語ってきており、先日、自身のインスタグラムでそうした問題をオープンにしている他のアーティストや彼女と同様の問題を抱えている人々に対する敬意を表している。
「私たちは誰しもが自分たちの感じたことを感じる権利があるの。どんなものにせよ、誰であるにせよ、陽気な心地も、狂気も、絶対的な無気力も、困惑も、長引く悲しみもね」と彼女は述べている。「時々、こうしたすべての感情を数日の期間に感じることもある。ツアーをやっているアーティスト/パフォーマーから日常生活の平淡さに舞い戻ることの複雑さにより光が当たるようになって、すごくほっとしたわ。ペースが常に変わっていくことってあまりにひどいと時に耐え難いことだから。ここのところ、そのことについて素直に語ってくれているアーティストたちには本当に感謝しているの」
彼女は次のように続けている。「自分でこの仕事を選んだことは分かってる。でも、それに伴う浮き沈みについて準備されていたことは何もなかった。私の抱えている不安の多くが(成功を肯定できない)いわゆるインポスター症候群からのものだということもよく分かってる。自分のことをちゃんと信じられなくて、自分は幸せに値しないと感じて、自分の成功をブチ壊したいと思うというね。私は分別を持ち続けられるように、毎日トレーニング(主にランニングとボクシング)をしている。モチベーションを保つのが難しくなる時もあるけど、血管を血が駆け巡っていくのを感じたり、人体がこんなにもよく動くのかと感心したりすることで、生きていることがいかに最高なことかってことを痛感するのよ」
数年前に自ら命を絶った祖父に追悼の意を表し、エリー・ゴールディングは次のように続けている。「彼ともっと話せたら。彼がいかに不幸せに感じていたかを少しでも知ることができたらと思う」
「たとえ気分がすぐれない時でも、毎朝ベッドから起きて、一日を送ることができる人のことを尊敬する。とても勇気がいることよね。あなたは素晴らしく良く頑張っているわ。誇りに思う」
先週、世界メンタルヘルスデーを迎えたことを受けて、ニック・ケイヴは16歳のファンに対して自身の身体を前向きに捉えることについてのアドバイスを贈っている。一方、ジェイムス・ブレイクは過去に抱えた自殺願望や、10代の頃のいじめが原因で抱えていた憂鬱や不安についてのエッセイを寄稿している。
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