ザ・ホワイト・ストライプスは2011年に解散を発表しているが、最後に行った公演の音源がライヴ・アルバムとしてリリースされている。
ジャック・ホワイトとメグ・ホワイトによるザ・ホワイト・ストライプスは2007年7月31日にミシシッピ州サウスヘイヴンにあるスノーデン・グローヴ・アンフィシアターで解散前最後となる公演を行っており、今回、ライヴ音源を扱っている音楽サイト「nugs.net」でその音源を聴くことが可能となっている。
ザ・ホワイト・ストライプスはこの公演でアンコールの4曲を含む全24曲を披露しており、『イッキー・サンプ』やセルフタイトル作、『エレファント』の収録曲を中心とした自身の楽曲のほか、ロバート・ジョンソンやサン・ハウス、レッドベリーらのカヴァーも披露している。この公演の音源は「nugs.net」にてフィジカル/デジタルで販売されており、値段はMP3音源の9.95ドル(約1070円)からMQA音源の19.95ドル(2150円)までの価格帯で設定されている。
「nugs.net」のサイトはこちらから。
今回のリリースと合わせて、ザ・ホワイト・ストライプスの文書を管理しているサード・マン・レコーズのベン・ブラックウェルによるライナーノーツも公開されている。ザ・ホワイト・ストライプスは当時、この公演を最後の公演として銘打っていなかったものの、ベン・ブラックウェルによればメグ・ホワイトはステージに上がる前、「これはホワイト・ストライプスとしての最後の公演になると思う」とジャック・ホワイトに伝えていたという。
また、ベン・ブラックウェルはザ・ホワイト・ストライプスについて、この日のセットリストは前もって決めていなかったとして次のように記している。「ザ・ホワイト・ストライプスにとってミシシッピ州でのパフォーマンスはこの日が初めてとなっており、この州におけるディープな音楽遺産がセットリストを決めずに行うとしたジャック・ホワイトのパフォーマンスに大きく影響を与えたことは明らかでした」
ベン・ブラックウェルによるライナーノーツの全文はこちらから。
http://blog.nugs.net/2019/09/18/tmr-918/
ザ・ホワイト・ストライプスは1999年発表のデビュー・アルバムから20周年を記念して、ライヴ音源や未公開音源、レコーディング・セッションからの未使用テイクなどが収録された『ザ・ホワイト・ストライプス XX』と名付けられたボックスセットをリリースすることが発表されている。
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